Snapdragon 8 Elite 2、9月末発表へ 10月に搭載スマホ登場か

次世代ハイエンドSoC、登場時期が前倒しに

Qualcommが、次世代フラッグシップSoC「Snapdragon 8 Elite 2」を9月末にも発表する可能性が浮上しました。著名リーカーのDigital Chat Station氏によれば、昨年のSnapdragon 8 Eliteよりも一ヶ月以上早いスケジュールになる見通しです。

通常、Qualcommは年末にかけて新型チップを投入してきましたが、今回は早めに投入することで、競合他社に先んじた形となりそうです。特に中国メーカーがこの動きをリードするとみられ、Xiaomi 16シリーズやOnePlus 14といった最新機種が、10月にも市場に登場する可能性があります。

Snapdragon 8 Elite 2の注目ポイント

今回のSnapdragon 8 Elite 2は、前モデルから大幅な性能向上が期待されています。GPU性能は最大30%向上すると噂されており、AnTuTuベンチマークでも前世代比で約28%のスコア向上が見込まれています。

この性能アップの背景には、TSMCの最新製造プロセス「N3Pノード」への移行が大きく影響しているとされています。また、機械学習性能を強化するため、SVE(Scalable Vector Extension)やSME(Scalable Matrix Extension)といった新たな命令セットにも対応するとの情報もあり、AI処理能力の向上にも期待が高まっています。

Qualcommの戦略変更も注目

一方で、MediaTekがDimensity 9400+を投入するなど、ライバル各社がミッドサイクルのアップグレードモデルを展開している中、Qualcommは今回、中間モデルを挟まず次世代チップに注力する方針を選びました。この戦略転換は、製品完成度をより高め、ブランド価値を維持する狙いがあると考えられます。

昨年はSnapdragon 8 Eliteの発表が10月下旬で、搭載端末の発売もその後すぐに続きましたが、今年はさらに早いサイクルで次世代モデルの流れが始まることになりそうです。

スマートフォン市場に新たな波

Snapdragon 8 Elite 2が市場に投入されれば、ハイエンドスマートフォンの性能競争はさらに激化するでしょう。特に中国メーカーによる早期採用が見込まれており、年末商戦に向けた市場の動きにも大きな影響を与えることになりそうです。

今後の正式発表に向けて、さらなる詳細情報に期待が集まっています。

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