
期待外れとなったPixelの4月アップデート
通常、Pixelシリーズのアップデートといえば、セキュリティ強化や新機能の追加によってユーザー体験が向上するものとして歓迎されています。しかし、2025年4月のアップデートは、そんな期待を大きく裏切る結果となりました。以前から一部ユーザーの間で報告されていた通知の遅延問題が、今回のアップデート後にさらに深刻化。これまで問題がなかったユーザーにも影響が広がっています。
ロック解除時にまとめて通知が届く現象も
今回多くのユーザーが指摘しているのは、通知がリアルタイムで届かず、スマホのロックを解除した瞬間にまとめて通知が殺到するという現象です。特に重要なタスクやメッセージの通知を見逃してしまうケースもあり、日常利用に大きな支障をきたしているとの声が相次いでいます。
Redditを中心に、多くのPixelユーザーがこの問題について意見を交わしており、Pixel 6から最新のPixel 9に至るまで、複数世代にわたって幅広いモデルに影響が出ていることが明らかになっています。さらに、一部ではタスク通知がまったく機能しないという深刻なケースも報告されています。
原因不明のまま続く通知遅延
実は、Pixelシリーズの通知遅延問題は今回が初めてではありません。これまでも時折発生しては解決されずにきた経緯があり、今回のアップデートで再び表面化した格好です。しかし、Googleは現時点で公式にこの問題についてコメントを発表しておらず、根本的な解決策が示されないまま、ユーザーの不満が高まっています。
一時的な対策も共有されるが、抜本的な解決が待たれる
現状では、ユーザー同士が共有する一時的な回避策に頼るしかありません。具体的には、バッテリーセーバー機能をオフにする、Googleアカウントの設定から手動で最適化を無効にする、といった方法が試されています。ただし、これらはあくまで応急処置に過ぎず、すべてのケースで効果があるわけではありません。
Googleが近いうちに正式な修正アップデートをリリースすることに期待したいところですが、それまではユーザー自身で対策を講じる必要がありそうです。
Pixelユーザーの信頼をつなぎ止めるためにも、迅速かつ確実な対応が求められています。