
スマホを開かずにすべて完了?Motorolaが目指す未来
Motorolaは2025年モデルの新型Razrシリーズで、AIの新たな可能性を示そうとしています。目玉は、外側ディスプレイだけで多くの操作が完結する「Perplexity AI」の統合。スマホを開かずに、情報検索やメール送信、タクシーの手配、レストランの予約までこなせるこの仕組みは、単なる便利機能を超え、スマホの使い方そのものを変える可能性を秘めています。
Perplexity AIがもたらす“使える”外側ディスプレイ
これまでも折りたたみスマホの外側ディスプレイには通知確認や簡単な操作機能が備わっていましたが、Motorolaの新しい試みはその一歩先を行きます。Perplexity AIを使えば、まるで会話するように指示を出し、リアルタイムでタスクを完了させることが可能です。
たとえば、道を調べるついでにメールも送信し、帰りのUberを手配。さらにお気に入りのレストランを予約――それらすべてが、スマホを開くことなく完了してしまいます。しかも、このAI機能はMotorola端末に最適化されており、外側ディスプレイでも違和感なく使えるように設計されています。
司令塔「Moto AI」がすべてをつなぐ
Motorolaはさらに、独自のAIソフトウェア「Moto AI」によって、Perplexityを含むAI機能をシームレスに連携させています。たとえば「Ask Perplexity」と入力するだけで、即座にAIアシスタント機能を呼び出すことができ、最適なツールへナビゲートしてくれます。
Perplexityは単なる検索ツールにとどまらず、「音楽を再生して」「リマインダーを設定して」といった生活の一部を支えるアシスタントとしても活躍。多機能ながら、直感的に操作できる点も魅力です。
3か月無料で体験できる「Perplexity Pro」
2025年のRazrシリーズおよびEdge 60シリーズの購入者には、AI機能の上位版「Perplexity Pro」への90日間無料アクセスが付いてきます。このPro版では、GPT-4o、Claude 3.6 Sonnet、Sonarといった複数の高性能モデルをタスクごとに使い分けることが可能です。
さらに、プロ向けのショッピング機能や無制限のファイルアップロードにも対応しており、日常使いはもちろん、ビジネス用途にも力を発揮します。
AIが“当たり前”になる時代へ
Motorolaの新型スマホには、Googleの「Gemini」も搭載されており、AIツールの選択肢は豊富。もはや、ひとつのAIに頼る時代ではなく、目的に応じて最適なAIを使い分けるスタイルが主流になりつつあります。
スマホを開かずに日常をこなせる――そんな近未来的な使い方が、いよいよ現実のものとなりそうです。MotorolaのPerplexity AI統合は、スマートフォンの利便性を再定義する一手として、大きな注目を集めています。