
サムスンが、Galaxy S23シリーズ向けにAndroid 15ベースの「One UI 7」の正式アップデートを開始しました。第一弾は韓国での提供からスタートしており、今後数日以内に他の地域にも順次展開される予定です。
まずはベータ参加者から配信、一般ユーザーにも近日中に
今回のアップデートは、これまで「One UI 7 ベータプログラム」に参加していたユーザー向けに先行配信されています。ベータ版ユーザー向けのアップデートファイルのサイズは約970MBとなっており、すでに最新の開発版を試していた方には小規模な更新となっています。

なお、現在も「One UI 6.1」の安定版を利用しているユーザーにも、間もなくアップデートが届く見込みです。
Galaxy S23シリーズ3モデル──無印のS23、S23 Plus、S23 Ultra──すべてがアップデートの対象となっており、ビルド番号は「S918NKSU6DYD9」。4月分のセキュリティパッチも同時に適用されています。
「One UI 7」で一新される体験:個性と直感を重視したデザインに
「One UI 7」は、One UIシリーズの中でも特に大きなアップデートと位置づけられており、ユーザー体験を大幅に向上させる数々の新機能が導入されています。
中でも注目なのが、リアルタイムでさまざまな操作状況を表示する「Now Bar」。音楽の再生状況、音声録音、通訳モード、ストップウォッチなどのアクティビティをひと目で確認できる新しいUI要素です。
そのほかにも以下のような変更が盛り込まれています:
- アプリアイコンやフォント、ウィジェットの刷新
- クイックパネルの再設計
- ホーム画面全体のレイアウト改善
より直感的かつパーソナライズされた操作感を目指した仕上がりとなっており、視覚的な印象も一段と洗練されています。
アップデート前にはバックアップを
Galaxy S23、S23 Plus、S23 Ultraをお使いの方は、アップデート前に必ずフルバックアップを取っておくことをおすすめします。配信状況は地域やキャリアによって異なる場合があるため、「設定 > ソフトウェアアップデート > ダウンロードしてインストール」からこまめに確認してみてください。
最新の「One UI 7」で、Galaxyの使用体験はさらに快適に、そして魅力的に進化していきそうです。今後の追加アップデートにも期待が高まります。