
Android 16ベースの新UI、過去の遅延を挽回なるか
サムスンが、Android 16をベースとした次期カスタムUI「One UI 8」を、今年7月にもリリースする可能性があると報じられました。リリースの舞台となるのは、同社の最新フォルダブル端末「Galaxy Z Fold 7」および「Galaxy Z Flip 7」と見られています。
この情報は、信頼性の高いサムスン専門メディアSamMobileが報じたもので、これまで遅れが目立っていたソフトウェアアップデートの流れに大きな変化が起きようとしていることを示しています。
One UI 7の反省点──6か月遅れの苦い教訓
前バージョンの「One UI 7」は、Android 15をベースにしながらも、正式版の配信開始がGoogleによる正式リリースから実に6か月遅れるという異例の展開となりました。ベータ版の公開も2024年12月と遅く、「Galaxy S25」シリーズが2025年1月にOne UI 7を搭載して発売されたものの、他のGalaxyユーザーはその恩恵をすぐに受けることができませんでした。
この“遅延の連鎖”により、ユーザーの間では不満の声が広がっていたのも事実です。
One UI 8ではスピード重視の姿勢か
今回のOne UI 8では、こうした反省を踏まえ、サムスンがアップデートの展開スピードを重視している様子がうかがえます。すでに社内でのテストが進行中とされており、今回のアップデートでは従来の「X.1」や「X.1.1」といった小刻みなバージョンを挟まず、いきなり「8.0」にジャンプする可能性も示唆されています。
これが事実であれば、7月中にも新型フォルダブルにOne UI 8をプリインストールして出荷できる計算となります。
他機種への展開は未定も、全体の動きは加速傾向
現時点で、「Galaxy S25」シリーズなど既存端末へのアップデート時期については明らかになっていません。しかし、仮に7月に正式リリースされれば、One UI 7のスケジュールよりもはるかに早い展開となるのは間違いありません。
なお、昨年の「Galaxy Z Fold 6」および「Flip 6」は2024年7月10日に発表され、7月24日に発売されました。今年のFold 7/Flip 7も、それに近い時期に登場すると見られています。
Android 16のリリーススケジュールとの連動にも注目
Google自体も、Android 16の正式リリースを早める動きを見せており、最終ベータ版となる「Beta 4」が今月中に登場予定。正式版は6月から7月中の公開が見込まれています。これが実現すれば、今年はサムスンの新型フォルダブルが、Pixel以外の端末として初めて最新Androidを搭載して出荷される“例外的な存在”になるかもしれません。
Androidアップデートにおいて、スピードと安定性の両立は簡単ではありませんが、サムスンはこれまでの遅れを取り戻すべく、次の一手に本腰を入れているようです。新型フォルダブルの登場と合わせて、One UI 8の出来栄えにも注目が集まります。正式発表が待たれる中、続報に期待したいところです。