Googleが発表したミッドレンジスマートフォン「Pixel 9a」の発売が遅れることが明らかになりました。公式には「一部のデバイスにおけるコンポーネント品質の問題」が理由とされていますが、リーク情報によると、カメラ周辺の発熱が隠れた要因になっている可能性があるようです。
発売遅延の背景に「発熱問題」？
GoogleはPixel 9aの存在を発表しましたが、現在のところ予約や販売は開始されていません。公式には「ごく一部のデバイスに品質上の問題が確認された」との説明があるものの、テック系リーカーのTech Auntyji氏は、ある「ハイプロファイルなスマートフォン」がカメラ周辺の発熱問題を理由に発売延期されたと指摘。
その端末が「4月に問題修正後に戻ってくる」としており、Pixel 9aの発売時期と一致することから、Pixel 9aの遅延理由も発熱問題に関連しているのではないかとの憶測が広がっています。
事前リークで明らかになった性能問題
Pixel 9aは公式発表前にもかかわらず、一部地域（ドバイなど）で非公式に販売されるという異例の事態が発生。そのため、早期に実機を入手したユーザーによるレビュー動画も登場しています。
YouTuberのSahil Karoul氏はPixel 9aのハンズオン動画を公開し、その中で夜間撮影の映像やベンチマークテストの結果を紹介しました。ベンチマークでは、Pixel 9aのパフォーマンスがループテストを繰り返すうちに約60％まで低下するスロットリング現象が確認されており、高負荷時の発熱が影響している可能性が考えられます。
また、動画内では「BGMI/PUBG」などのゲームプレイ時にラグが発生している様子も映し出されており、発熱による性能低下の可能性が懸念されています。
さらに、アクティブ手ブレ補正（YouTuberは「ウルトラ手ブレ補正」と表現）を使用した動画撮影時にも、動作の不安定さが見受けられました。
今後の展開に期待
Googleは現在、Pixel 9aの発売遅延について正式な詳細を明かしていませんが、問題が解決次第、4月にも正式に市場投入される可能性があります。Pixelシリーズはこれまでもカメラ性能の高さで定評があり、今回も期待が集まっているだけに、発熱問題が本当に存在するのか、またその改善がどこまで進むのかが注目されます。
現時点ではGoogleからの正式なコメントはなく、追加情報が入り次第お伝えしていく予定です。
