ソニーの旧型フラッグシップモデル「Xperia 1 IV」において、バッテリー膨張によるバックパネルの剥離が発生しているとの報告が上がっています。

バックパネルの浮き上がりが確認される
一部のユーザーによると、端末の背面パネルが浮き上がり、内部のバッテリーが露出してしまうケースが確認されているとのことです。この症状はバッテリーの膨張が原因とみられ、過去にXperia XZ3 Compactで多発した問題と類似しています。

Xperiaシリーズでは近年、こうした大規模なバッテリー膨張問題は報告されていませんでしたが、Xperia 1 IVでは今回の報告以外でもすでに数件の同様の報告が見つかっており、ユーザーの間で懸念が広がっています。


発熱問題との関連性も?
Xperia 1 IVに搭載されているチップセットは「Snapdragon 8 Gen 1」です。このチップセットは過去に発熱問題が指摘されており、他の端末でもパフォーマンス低下や異常なバッテリー消費が報告されていました。そのため、今回のバッテリー膨張と何らかの関連がある可能性も否定できません。
経年劣化か、設計上の問題か
バッテリーの膨張は、長期間使用する中である程度は避けられない現象とも言われています。しかし、今回のように背面パネルが浮き上がり、端末の構造に影響を及ぼすレベルの問題となると、設計上の課題があるとも考えられます。
現在のところ、広範囲に影響が及んでいるわけではありませんが、同様の症状が増加するようであれば、メーカーによる対応が求められるかもしれません。引き続き、ユーザーの報告やソニーの対応を注視していきます。