AQUOS sense9で音声が相手に届かない不具合の報告

シャープのスマートフォン「AQUOS sense9」において、特定の条件下で通話中に音声が相手に届かなくなる不具合が報告されています。

不具合の概要

ユーザーの報告によると、AQUOS sense9 SH-53E(docomo版)を使用している際に、通話開始から2~3分後に相手が音声を聞き取れなくなる現象が発生。特に固定電話との通話時に頻発するが、携帯電話相手では同様の問題は確認されていません。さらに、相手側によっては、音声が消えた際に「ピーピー」という雑音が聞こえる場合もあるとのこと。

可能性のある原因

この問題の原因について、ユーザーや専門家がいくつかの仮説を提唱しています。

  1. 相手側の電話設備の影響
    通話の相手が病院や店舗などの固定電話の場合、古い電話交換機が使用されている可能性があり、それが影響を及ぼしている可能性がある。
  2. 固定電話の劣化や環境要因
    屋外でも発生しているため、宅内配線の問題ではないものの、固定電話自体の老朽化や天候の影響も考えられる。
  3. VoLTE設定の影響
    VoLTE(4G回線を利用した通話)の設定をオフにすることで改善するか試みたが、一部の端末ではVoLTEの設定変更ができない仕様になっているケースも確認された。
  4. 音声の高さが影響する可能性
    一部のユーザーによる実験では、一定以上の高い声で話すと音声が届かなくなることが判明。音声を低くしても10~20秒ほど回復しないという事象が発生しており、AQUOS sense9のノイズキャンセリング機能や音声処理が影響している可能性がある。

公式対応と今後の対策

現在のところ、docomoのチャットサポートや店頭チェックでは明確な原因は判明していません。しかし、VoLTEの設定変更や、異なる環境での通話テストを行うことで、問題の原因特定が進められています。

この不具合に遭遇した場合、以下の対策が考えられます。

  • VoLTE設定の変更を試みる(設定変更が可能な場合)
  • 通話時に一度切ってかけ直す
  • 相手側の電話環境(特に固定電話)の確認を依頼する
  • 音声のトーンを意識的に変えてみる
  • メーカーや通信キャリアへ問い合わせる

今後、シャープやdocomo側からの公式対応があるか注目されます。引き続き、本件に関する情報が入り次第、報告していきます。

なお、AQUOS sense9では最新アップデートが原因と思われる充電関連の問題も報告されており、何かと不具合・バグが多いという印象です。

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AQUOSAQUOS sense9不具合・バグ
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