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Appleが2025年後半に初の折りたたみ式デバイスを発売すると報じられています。それに先立ち、中国のLens Technologyが折りたたみディスプレイ用の超薄型ガラス(Ultra-Thin Glass: UTG)を製造する主要サプライヤーに選ばれたようです。
Lens Technologyが70%のシェアを獲得か
報道によると、Lens TechnologyがAppleのUTG製造の約70%を受注する見込みです。原材料の供給はアメリカのCorningが担当するとされています。Lens Technologyは量産体制の強さや豊富な資金力が評価され、Appleのパートナーに選ばれました。特に、ガラスのエッチング技術や強化処理に定評があり、切断後の側面に発生する微細なひび割れを最小限に抑える能力があるとのことです。
また、同社は今年中にUTGの生産ラインを拡大し、Apple向けの本格的な製造に備える計画です。
ヒンジ部分の耐久性を重視した設計
Appleは今回のUTGについて、特にヒンジに近い中央部分を薄くする設計を採用するとされています。これにより、ガラス全体の耐久性を向上させつつ、ヒンジ部分の柔軟性を確保できるのが狙いです。
韓国企業のDowoo InsysとUTIもAppleのサブサプライヤー候補として挙がっています。Dowoo Insysは2024年10月に、この「中央部のみを薄くする技術」に関する特許を2件取得しており、その一部はAppleが取得した特許と類似していると言われています。
ディスプレイはSamsung Displayが独占供給か
折りたたみディスプレイの供給は、Samsung Displayが独占的に担当すると見られています。折りたたみスマホ市場で圧倒的な技術力を誇るSamsungがAppleのパートナーとなることで、製品の品質にも高い期待が寄せられています。
まとめ
Apple初の折りたたみデバイスは、耐久性と革新的なデザインの両立を目指した製品となりそうです。Lens TechnologyやSamsung Displayといった有力サプライヤーが手を組むことで、どのような新しい体験を提供するのか、来年の発表が待ち遠しいですね。