
── 5色展開、Wear OS採用の可能性も。Motorolaのスマートウォッチ新章が始まる
Moto 360が2025年に再始動
かつてスマートウォッチ界に強烈な印象を残した「Moto 360」が、2025年に待望の復活を遂げることが明らかになりました。今回、Android Headlinesが独占で入手したリーク画像により、その最新モデル「Moto 360 (2025)」のデザインが初めて公開されています。

オリジナルのMoto 360は2014年に登場。当時としては珍しいラウンドフェイスを採用したAndroid Wearスマートウォッチとして注目を集めました。Motorolaは翌年の2015年に第2世代モデルを投入しましたが、2017年にはシリーズが終了。その後、2019年にカナダ企業eBuyNowのライセンス製品として一時的に復活しましたが、本家Motorolaの手による復活は今回が実に約10年ぶりとなります。
丸型デザイン継続、新たなボタンレイアウトも
今回明らかになった画像では、Moto 360 (2025)が伝統的なラウンド型ディスプレイを引き継いでいることが確認できます。これは、数ヶ月前に発表された角型ディスプレイ採用の「Moto Watch Fit」とは対照的なデザインです。

また、物理ボタンの配置も特徴的で、2時方向にリューズ、4時方向にサイドボタンを備える設計となっており、これは「OnePlus Watch 3」のレイアウトに近い印象を受けます。
カラーバリエーションは5色を予定しており、正式な発表は2025年後半と予想されています。
ソフトウェアはWear OS?それとも独自OS?
注目すべきポイントはソフトウェア構成です。Motorolaが過去にリリースしたスマートウォッチは、Googleの「Wear OS」ではなく、独自のリアルタイムOS「Moto Watch OS」を採用していました。これはOnePlusのようにRTOS(リアルタイムオペレーティングシステム)を使うことで、消費電力を抑え、バッテリー持続時間を大幅に向上させることが目的です。

しかし今回のMoto 360 (2025)は、ウォッチフェイスのUIがWear OSに非常に近く見えるため、Wear OSとのハイブリッド構成の可能性も考えられます。つまり、Wear OSをメインにしつつ、軽量なタスクはMoto Watch OSで処理する、という二重構成が採用されるかもしれません。
Moto 360復活でスマートウォッチ市場に再び旋風を起こすか
2025年モデルのMoto 360は、Motorolaにとっても、そしてファンにとっても重要な復活となることは間違いありません。伝統的なデザインを継承しつつ、最新のソフトウェアとハードウェアを搭載して再登場することで、競争激化するスマートウォッチ市場に新たな風を吹き込む存在となるかもしれません。