
新世代ゲーミングスマホ登場、OPPOが「K13 Turbo」「K13 Turbo Pro」を正式発表
OPPOは中国市場で、K13シリーズの最新モデル「K13 Turbo」と「K13 Turbo Pro」を正式に発表しました。両モデルは、6.8インチのフラットな1.5K解像度OLEDディスプレイ(120Hzリフレッシュレート)を搭載し、高性能チップセットや強力な冷却機構を備えたハイスペックモデルとなっています。
「K13 Turbo」と「Turbo Pro」の違いはSoCにあり
K13 TurboにはMediaTek製の「Dimensity 8450」が採用されており、これはすでにReno14 Proでも採用実績のあるチップです。一方、K13 Turbo ProにはQualcommの新世代チップ「Snapdragon 8s Gen 4」を初搭載。OPPOとしてこのチップを採用するのは初となります。

両モデルともに、リアカメラには5,000万画素のメインカメラと2MPの深度センサー、フロントには1,600万画素のセルフィーカメラを備えています。
業界初の完全防水・空冷ファン搭載スマホ
最大の注目点は、OPPO史上最も強力とされる空冷ファン「Rapid Cooling Engine」の存在です。背面に搭載されたこの冷却ユニットは、L字型の超低風抵抗エアダクトとマイクロ遠心ファン構造を組み合わせ、エアフローを120%増加、放熱性能を20%向上させたとされています。

さらに、この冷却ユニットは業界初の完全防水仕様(IPX6/IPX8/IPX9)となっており、熱湯・浸水・水しぶきにも耐える設計が施されています。ユニット自体は70%の小型化を実現し、重量はわずか2.8g。これにより端末の厚みを0.4mm削減しつつ、同じ厚みでもバッテリー容量を600mAh増やすことが可能になりました。
冷却ファンの稼働中には「ターボ呼吸ライト」が点灯するギミックも搭載されています。
7,000mAhバッテリーと高速充電も完備
バッテリー容量は両モデル共通で7,000mAhと圧倒的なスタミナを誇り、急速充電は80Wの「SuperVOOC」に対応しています。重さは207gと冷却ファン搭載モデルとしては比較的軽量で、厚さは8.31mm。日常使いからゲーミングまで幅広く対応できる仕様となっています。
その他の主な仕様
- OS:Android 15(ColorOS 15)
- RAM:12GB/16GB(LPDDR5X)
- ストレージ:256GB/512GB/1TB(Turbo/Turbo ProではUFS 3.1/4.0対応)
- 指紋認証センサー(画面内)、赤外線センサー搭載
- ステレオスピーカー、USB Type-C音声出力、NFC対応
- 通信:5G(SA/NSA)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、GPS各種規格に対応
中国市場での価格と発売日
K13 Turbo(Dimensity 8450)
- 12GB + 256GB:1,799元(約3万9,000円)
- 16GB + 256GB:1,999元(約4万3,000円)
- 12GB + 512GB:2,299元(約5万0,000円)
K13 Turbo Pro(Snapdragon 8s Gen 4)
- 12GB + 256GB:1,999元(約4万3,000円)
- 16GB + 256GB:2,199元(約4万7,000円)
- 12GB + 512GB:2,399元(約5万2,000円)
- 16GB + 512GB:2,699元(約5万8,000円)
カラー展開は、Turboがブラック・ホワイト・パープル、Turbo Proがシルバー・パープル・ブラックとなっています。
また、専用の「Super Cooling Kit」も同時発表されており、マイクロポンプ式の液冷ケースと27Wのアクティブ冷却クリップがセットになった新型冷却システムです。価格は349元(約7,600円)ですが、K13シリーズとセットで購入すれば299元(約6,500円)で手に入れることができます。
発売は中国国内で7月25日から開始され、すでに予約受付がスタートしています。
OPPOのK13 Turboシリーズは、ハイエンド級の性能と独自の冷却機構を備えながらも、比較的手頃な価格を実現しており、ゲーミング用途や長時間使用を求めるユーザーにとって注目のモデルとなりそうです。今後、グローバル展開にも期待が高まります。