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サムスン電子が次期フラッグシップモデル「Galaxy S26シリーズ」に大容量バッテリーを採用する可能性が浮上しました。これまでの4000〜5000mAhから大幅に増え、6000〜7000mAhに達するとの見方があり、これが実現すればGalaxy S26シリーズはバッテリー性能で大きな飛躍を遂げることになります。
新バッテリーの候補として注目されているのがシリコンカーボンバッテリーです。従来のリチウムイオンバッテリーと比べ、小型で高いエネルギー効率を持ち、充電速度の向上も期待されています。
シリコンカーボンバッテリーとは?
シリコンカーボンバッテリーは、従来の黒鉛(グラファイト)を使用した負極材の一部をシリコンに置き換えた新型バッテリーです。これにより、エネルギー密度が向上し、より多くの電力を蓄えられるため、バッテリー容量を大幅に増やすことが可能です。また、充電速度の向上も大きな魅力です。
ただし、初期のシリコンカーボンバッテリーには膨張リスクやコストの高さといった課題がありましたが、最近では技術の進歩により改善が進んでいます。中国のスマートフォンメーカーはすでに6000〜7000mAhのバッテリーを搭載したモデルを次々に発表し、急速充電80〜100Wをサポートする製品も増えています。
中国メーカーの先行、サムスンはどう動く?
現在、ZTEやシャオミ、Vivoといった中国メーカーが次々とシリコンカーボンバッテリーを搭載したスマートフォンを発表しています。以下は主要メーカーの最新バッテリースペック比較です:
メーカー | モデル名 | バッテリー容量 (mAh) | 有線充電 (W) | 厚さ (mm) | 重量 (g) |
---|---|---|---|---|---|
ZTE | Nubia Red Magic 10 Pro | 7050 | 100 | 8.9 | 229 |
Xiaomi | Xiaomi 15 Pro | 6100 | 90 | 8.4 | 213 |
Vivo | Vivo X200 Pro | 6000 | 90 | 8.2 | 223 |
Samsung | Galaxy S25 Ultra | 5000 | 45 | 8.2 | 218 |
Apple | iPhone 16 Pro Max | 4685 | 30 | 8.25 | 227 |
Galaxy S26シリーズへの採用は現実味があるのか?
これまでサムスンはバッテリー容量の拡大に慎重な姿勢を見せてきました。大量生産するサムスンにとって、わずかな製品トラブルも企業全体に影響を与えるため、製品の安全性を最優先してきたからです。実際、Galaxy S25シリーズでもバッテリー容量は4000〜5000mAh、充電速度は25〜45Wと前モデルと同様の仕様が採用されています。
しかし、関係者によればGalaxy S26シリーズでは大容量バッテリーの採用が真剣に検討されているとのことです。サムスン内部でもシリコンカーボンバッテリーの採用に向けた研究が進んでおり、技術的な課題も徐々に解決に向かっているようです。
中国IT情報筋も「Galaxy S26シリーズでシリコンカーボンバッテリーが導入される可能性がある」と指摘しており、国内IT関係者も「サムスンは次世代バッテリー開発に積極的に取り組んでいる」とコメントしています。
Galaxy S26シリーズが新バッテリー技術をどのように活用するのか、続報が注目されます。今後の正式な発表が楽しみです。