2024年第4四半期、Motorolaが日本のスマートフォン市場でシェア8.5%を記録し、第3位に躍進しました。この快挙の背景には、2023年後半に実施したFCNT(旧富士通コネクテッドテクノロジーズ)の事業引き継ぎが大きく影響しています。
LenovoはFCNTのノウハウを活用し、arrowsシリーズを中心に着実に市場シェアを拡大しました。
強力な競争が続く日本市場
日本のスマートフォン市場は長年Appleがトップの座を占めていますが、Android勢ではGoogle、シャープ、ソニー、サムスン、Xiaomi、OPPOなどが激しい競争を繰り広げています。その中でLenovo-Motorolaは、戦略的な新製品投入と多様な販売チャネルの活用を武器に成長し、2024年第4四半期にはApple、Googleに次ぐ第3位に浮上。シャープ、サムスン、ソニーを追い抜く結果となりました。
arrowsシリーズと新モデルが好調
Lenovo-Motorolaは、FCNTのarrowsシリーズを継続展開しながら、積極的に新モデルを市場に投入しています。2024年第3四半期に発売されたarrows We2やarrows We2 Plusは堅調な売れ行きを記録し、2024年第4四半期にはmotorola razr 50やらくらくスマートフォン Liteを含む6つの新モデルがさらにシェア拡大を後押ししました。
また、Lenovo-Motorolaは大手キャリア(MNO)、MVNO、オープンマーケットといった多様な販売チャネルを活用し、幅広い層にリーチする戦略をとっています。
価格競争力とブランド力が成功のカギ
ここ数四半期でLenovo-Motorolaが日本市場に受け入れられた要因は、価格競争力の高さとFCNT時代からのブランド認知度の継承です。これにより、販売台数を大きく伸ばし、短期間で市場における存在感を増しています。
2025年に向けて、Lenovo-Motorolaがさらなるシェア拡大を図り第2位の座を狙えるかどうか、その動向に注目が集まります。