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国内発売が間近に迫るGalaxy S25とGalaxy S25 Ultra。サムスンの最新フラッグシップモデルとして注目を集めていますが、GSMArenaのレビューによると、両モデルには長時間使用時のパフォーマンス持続性に違いがあるようです。
ベンチマークスコアはほぼ同等
まずは両モデルのベンチマークスコアを比較してみましょう。
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- Geekbench 6 マルチコアスコア
- Galaxy S25:10050点
- Galaxy S25 Ultra:2193701点
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- Antutuスコア
- Galaxy S25:9846点
- Galaxy S25 Ultra:2207809点
これらの数値を見る限り、両モデルのスコアはほぼ誤差レベルと言えます。
過去のGalaxy Sシリーズでは、同じチップセットを搭載していてもUltraモデルの方が性能が高いケースが多かったのですが、今回のS25とS25 Ultraではその差は見られませんでした。
長時間使用時のパフォーマンスには差が出る
ところが、CPUに長時間負荷をかけるテストでは興味深い結果が出ています。
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- Galaxy S25 Ultraは70%前後のCPUパフォーマンスを維持し続けていますが、
- Galaxy S25は徐々にパフォーマンスが低下し、50%台まで落ち込むことが確認されました。
この結果は、Galaxy S25のCPUスロットリング(負荷がかかった際に性能を抑える動作)がUltraよりも強く働いていることを示しています。これにより、ゲームや動画編集など、長時間CPU負荷がかかる場面では体感性能に差が出る可能性があります。
陸上で例えると、これら2モデルは100メートル走では違いはないが1500メートル走だとGalaxy S25 Ultraに軍配が上がる、といったところでしょうか。
パフォーマンス差の原因は冷却構造の違い?
この差を生んでいる要因として考えられるのが、両モデルの冷却構造の違いです。
Galaxy S25 Ultraには大型のベイパーチャンバー(冷却システム)が搭載されているのに対し、Galaxy S25にはこのベイパーチャンバーが搭載されていません。この冷却構造の違いが、長時間使用時のパフォーマンス差につながっている可能性があります。
まとめ
Galaxy S25とS25 Ultraは、短時間のパフォーマンスはほぼ同等ですが、高負荷時の持続性能には明確な違いがあるようです。ゲームや負荷の高い作業を重視するユーザーは、S25 Ultraの方が快適に使えるシーンが多いかもしれませんね。