ソニーモバイルのフラッグシップモデル「Xperia 1 VI」。1月に国内版すべてのモデルにAndroid 15アップデートが提供されましたが、この最新OSへのアップデートに伴い、ファームウェアバージョンが国内モデル共通になっていることが明らかになりました。
Android 15でキャリア版・SIMフリー版のファームウェアが統一
これまで、日本国内で販売されるXperiaシリーズのファームウェアは、キャリアごと、さらにはSIMフリー版とで異なっていました。しかし、Xperia 1 VIのAndroid 15以降では、国内すべてのモデルが共通のファームウェアバージョンを使用していることが判明しました。
Android 14時点でのファームウェアバージョンは以下の通りでした:
- ドコモ版:69.0.B.2.56
- au版:69.0.C.2.42
- ソフトバンク版:69.0.D.2.46
- SIMフリー版:69.0.A.2.56
しかし、Android 15アップデート後は、すべてのモデルが「69.1.A.2.115」に統一されています。これは、日本国内の3大キャリア版とSIMフリー版が、同一のファームウェアで動作していることを意味します。
アップデートの迅速化に期待?
今回の共通化により、Xperia 1 VIのAndroid 15アップデートは例年よりも早く提供されました。この変更がアップデートの迅速化に貢献した可能性もあります。
また、キャリアごとに異なるファームウェアを開発・管理する手間が省けるため、将来的なOSアップデートがスムーズになることが期待されます。特にXperiaシリーズは、GalaxyやPixelと比べるとOSアップデートのサポート期間が短いため、この機会にアップデート期間の延長も視野に入れてほしいところです。
最新ファームウェア状況
現在、国内版Xperia 1 VIの最新ファームウェアは以下の通り:
- キャリア版:69.1.A.2.134(1月のセキュリティパッチ適用)
- SIMフリー版:69.1.A.2.115(未だ最新アップデート未提供)
SIMフリー版のみ最新アップデートが提供されていない状況ですが、共通ファームウェアとなったことで、今後のアップデート提供ペースが改善される可能性もあります。
Xperiaユーザーにとって、今回の変更が長期的にどのような影響をもたらすのか、今後の展開に注目です。