ソニーの展開する新モバイル向けカメラセンサーブランドの「LYTIA」。
その最新センサーが正式に発表されていました。
「LYT-818」という型番のセンサーで、 1/1.28インチのイメージセンサーで、名称から判断するに、これは今年のOneplus 12などに搭載されている1/1.43インチの「LYT-808」の後継センサーという位置づけのようです。
主な特徴として、同イメージセンサーは、写真の不要なノイズを減らすために光を電気信号に変換する超高変換ゲイン(UHCG)回路を使用している点。
その結果、ノイズレベルはわずか0.95e-と、ソニーのモバイルイメージセンサーとしては最も低く、光量の少ない条件下でも、最終的な画像を本来の明るさに近づけることができます。
さらに、このセンサーは新しいHDR(ハイダイナミックレンジ)技術も搭載しており、画像の暗い部分と明るい部分の両方でディテールを確実にリテインすることが可能とのことです。
具体的には、1枚のスナップショットを撮影し、ハイサイドゲイン、ミッドサイドゲイン、ローサイドゲインの3つの異なる設定で処理するといい方法が取られるようです。
結果、このLYT 818センサーは86dBのダイナミックレンジを実現し、最終的なショットをより自然で魅力的なものにすることができ、高コントラストのシーンでも露出オーバーや露出アンダーにならないようなるという利点があります。
さらに、このセンサーは消費電力が少なく、連続HDRが可能なため、キャプチャボタンを押す前でもHDR効果を携帯電話の画面でプレビューすることができます。
次世代のXperia 1 VIにはLYT818の姉妹センサー搭載?
一方、これを受け、Weibo上には次世代Xperiaに関する興味深い投稿がされていました。
与今年的 1 VI 一样,明年的旗舰产品 Xperia 也将采用与 LYT818 类似的传感器。
要は、次世代のXperiaフラッグシップにはこのLYT818と似た、いわゆる「姉妹センサー」が搭載されるという内容。
先述のようにこの「LYT-818」は「LYT-808」の後継センサーという位置づけ。
一方、今年のソニー製フラッグシップ、Xperia 1 VIに搭載のセンサーは「IMX888」で(LTYAブランドはどうやら対外向けのセンサーが関するものの模様)、これは先のLYT808の姉妹センサーと言われています。
一方、IMX888はセンサーサイズ自体は1/1.35インチで、LYT-808よりも大きめです。
となると、来年のXperia 1 VIに搭載される「かもしれない」このLYT-818の姉妹センサーは順当に行けばLYT-818の1/1.28インチよりも大きくなる可能性が高そうです。
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