
ソニーの次期フラッグシップスマートフォンと見られている「Xperia 1 VIII」について、中国SNSのWeiboを中心に、そのリリース自体を疑問視する声が広がっています。例年であれば発表時期が近づくにつれて期待が高まるはずの時期ですが、今回はやや様相が異なります。
40万人超のフォロワーを持つ投稿者が示した疑念
注目を集めているのは、Weibo上で40万人以上のフォロワーを抱える投稿者による一連の発言です。この人物は、「Xperia 1 VIIIが本当に発表されるのか分からない」と率直な疑問を投げかけており、単なる噂話として片付けにくい空気を生んでいます。

フォロワー数や影響力を考えると、こうした発言は個人的な心配というより、市場関係者やコアユーザー層の不安を代弁している可能性もあり、コメント欄には多くの反応が寄せられました。
Weiboで目立つのは「出る前提では語れない」という見方
スレッド全体を通して目立つのは、「今年中に登場する」という断定的な見方よりも、「計画自体がどうなっているのか分からない」という慎重な意見です。
中には「第2四半期に発表されるという話もある」としつつも、「直前で計画が見直される可能性もあるのではないか」といった声も見られます。
全体として、期待よりも不透明感が先行しているのが今回の特徴と言えそうです。
フラッグシップを見送るメーカーが相次ぐ2026年
こうした見方を後押ししているのが、2026年に向けたスマートフォン業界全体の動きです。
ASUSはすでに、今年は新型ZenfoneおよびROG Phoneを投入しないことを公式に明言しています。また、Nothingも先日、フラッグシップモデルを今年はリリースしない方針を明らかにしました。
開発コストの上昇や市場競争の激化を背景に、ハイエンドモデルの投入を見送る判断をするメーカーが増えていることを考えると、ソニーだけが従来通り動くと断言するのは難しい状況です。
Snapdragon 8 Elite Gen 5とソニーの関係
一方で、完全に悲観的な材料ばかりではありません。
昨年秋に発表されたSnapdragon 8 Elite Gen 5に関するクアルコムのプレスリリースでは、同チップセットを採用するメーカーの一つとしてソニーの名前が挙げられていました。
通常であれば、この情報から次世代Xperia、すなわち「Xperia 1 VIII」の存在を想定するのが自然です。しかし現在の業界動向を踏まえると、その前提をそのまま当てはめるのはやや危ういとも言えます。
考えられるシナリオとしては、
- 計画そのものが途中で中止、あるいは延期される可能性
- Xperiaブランドとは異なる形で、同チップ搭載端末が投入される可能性
といった選択肢も排除できません。
「例年通り」を前提にできない状況
現時点で、ソニーからXperia 1 VIIIに関する正式な発表はありません。
Weibo上での反応、他メーカーのフラッグシップ撤退の動き、そして市場全体の空気を踏まえると、「例年通りのスケジュールで、例年通りのXperiaが登場する」と考えるのは、やや楽観的に過ぎる印象です。
Snapdragon 8 Elite Gen 5という有力な手がかりはあるものの、それがそのままXperia 1 VIIIにつながるのかどうかは、依然として不透明です。
今後、ソニーがどのような形で動きを見せるのか、引き続き慎重に見守る必要がありそうです。
