シャープ、AQUOS Rシリーズは廃版へ?SD8Gen3採用メーカーに「名前なし」

本日正式発表されたQualcommの最新フラッグシップ向けのSoC、Snapdragon 8 Gen 3。

先ほど、プレスリリースの一部からソニーの2024年版Xperiaモデルの最低1モデルに同チップセットが搭載されることが「確定した」という件についてお伝えしました。

しかし今回、同じプレスリリースから逆にシャープが同チップセットを搭載した次世代AQUOSモデルを「リリースしない」可能性が浮上しました。

以下はプレスリリース内に記述されている、SD8Gen3搭載機をリリース予定のメーカー・ブランド名。

ご覧のように、「SHARP」の名前が入っていません

一方、サムスン(Galaxy)の名前は昨年のSD8Gen2発表のプレスリリースにも名前が挙がっていませんが、同チップセットはGalaxy S24シリーズやGalaxy Z Flip/Fold 5に搭載。
(ちなみに、サムスンはSD8シリーズの「最大」の納入先のはず)

よって、今回のプレスリリースに名前がない=SD8Gen3搭載機をリリースしない、という確定情報とはなりません。

ただ、以下は昨年のSnapdragon 8 Gen 2発表時のプレスリリースからもの:

ご覧のように、SD8Gen2発表時にはシャープが同チップセット搭載機をリリースすることが確実となっていました。(後のAQUOS R8シリーズに搭載)

昨年のSD8Gen2では名前が挙がっていて、今回のSD8Gen3では上がっていない、というのは、サムスンのケースとは少し状況が違うようにも思えます。

シャープの今年のAQUOS R8シリーズは話題性もいまいちで、お世辞にも「人気機種」とは言えず、昨年のR7よりもさらに売上台数が減っているという印象を受けます。

こういった背景を考えてもシャープがフラッグシップ市場から撤退、という可能性は結構あるように思えます。

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