Pixel 7a一人勝ちの予感…2023年前半の国内ミッドレンジが不作過ぎな件

先週、発表直後に発売となった新型Pixel、Pixel 7a。

ほぼ同時に発表されたXperia 10 Vがまさかのチップセット据置き、といった件もあり、2023年前半のミッドレンジAndroid機種に期待していたユーザーにとってはかなりがっかりな展開に。

そのため、「今」ミッドレンジ機種の購入検討をしている方にとってはかなり選択肢が狭い状況となっています。

といわけで、今回は2023年前半のエントリー~ミッドレンジモデルの一覧にしてみました。

2023年前半に発売あるいは発表されたミッドレンジ機種のチップセットとベンチマークスコア比較

機種搭載チップベンチマークスコア
(シングルコア/マルチコア)
Pixel 7aTensor G21058 / 3216
Xperia 10 VSnapdragon 695693/1997
AQUOS wish3Dimensity 700560 / 1718
Galaxy A54 5GExynos 1380776 / 2609
aiwa phone B-2UNISONIC T310380/1332
moto g13Helio G85355 / 1269
Redmi 12CHelio G85355 / 1269
arrows NSnapdragon 695693/1997

まず、今年前半のミッドレンジ~エントリー機のラインナップはスペックがかなり低めであることがわかります。

Pixel 7aは一応、Pixel 7/7 Proと同じTensor G2チップを搭載しているので、これを「ミッドレンジ」と呼ぶのが相応しいのかは分かりませんが、価格的には他のミドル機のレンジに入ると思います。

一方、Xperia 10 Vなどは価格が判明しているのは楽天モバイル版のみですが、なんと7万円以上。

今年2月に発売されたarrow Nも98,780円とトンデモない価格設定となっており、定価で6万円台前半で購入可能なPixel 7aよりも、これらの機種を選ぶメリットというのは皆無と言っても過言ではありません。

唯一性能的に唯一、Pixel 7aに対抗できそうなのが今月下旬に発売予定のサムスンのGalaxy A54ですが、現時点で価格が未発表。

2023年前半の国内市場におけるミッドレンジAndroidスマホのラインナップは「不作」と言わざるえません。

Snapdragon 8シリーズがTensorよりも性能面で優勢という事もあるので、Pixelが他のスナドラ搭載ハイエンドAndroidモデルの牙城を崩すのにはまだ時間がかりそう。

しかし昨年のPixel 6aも国内ではかなり好調でしたが、この感じだと、国内におけるAndroidミッドレンジ市場のシェアは一気にPixelに奪われそうな雰囲気です。

それにしても、ミッドレンジ向け最新チップセットの代表格「Snapdragon 6 Gen1」やエントリー向けの「Snapdragon 4 Gen1」はいったいどこに行ってしまったのでしょうか?

国内だけなく、海外でも搭載されている機種が極端に少ないという印象ですが、何か問題でも発生しているのでしょうか。

2023年後半に期待?

一方、具体的な発表・リリースがいつになるのかは不明ですが、現在、モトローラからはmoto g53の国内取扱いも決まっています。
が、こちらはかなり古いSnapdragon 680を搭載。

また、Oppoからは「Oppo Reno9 A」の可能性のある未発表モデルが認証通過しており、ソフトバンクとSIMフリー版としてリリースされることが確定しています。

あとは、Dimensityチップセットを搭載した新型Xperiaの存在も確認されていますが、これについてはXperia ACE IVという説と、全くの別モデルと言う説の両方が存在し、現時点ではどういった機種になるのかは不明です。

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