初登場からすでに数年、現在のところはサムスンのGalaxy Z Fold/Flipシリーズの独壇場となっているフォルダブル・スマートフォン市場。
一方で、中国などではVivoやOppoといった中華勢も少しずつシェアを伸ばしてきているという印象です。
そんな中、リサーチ会社のIDCが最近のスマートフォン出荷シェア、および今後の見通しに関する調査結果を公開してました。
本調査によると、2022年のフォルダブルスマートフォン出荷台数は1420万台で、前年からは約1.5倍に。
ただ、スマートフォン全体に占める割合としては1.2%となっており、まだまだシェアは微々たるものです。
さらに今回は4年後の2027年の出荷台数見込みも公開しており、2022年からは約3倍の4810万台に達するとのことですが、それでもシェアはまだ3.5%ほどです。
フォルダブル・スマートフォンの価格は数年前と比べると従来型スマートフォンとの差が縮まっているとも言われていますが、まだまだ割高。
これが1番のネックとなっていることは間違いなさそうですが、価格とは無関係にフォルダブルは嫌だ、従来型が良い、というユーザーもかなりいるようにも思えます。
そうなると、フォルダブルスマホの製造コストが劇的に下がり、従来型と同じくらいなったとしても、従来型スマホに置き換わる存在にはならない、という可能性もありそうですね。
ただ、今年はPixel初のフォルダブルがリリースされることが確実視されており、また、アップルも2~3年以内にはフォルダブルをリリースすると噂されています。
もしこれらが実現されれば、この出荷見通しも大きく上方修正されるような気もします。
ソース:IDC
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