ドコモが取り扱っている、Xperia 1シリーズと言えばXperia 1 II、1 III、1 IVの3モデル。
2020年モデルから2022年モデルまで、同社が同一シリーズを3世代に渡って同時に取り扱う、というのはおそらく初めてで、非常に珍しい状態となっています。
そんなドコモ版のXperia 1シリーズですが、それぞれの機種の価格を見てみると、非常におかしな「相対的価格」となっていることが判明しました。
最新Xperiaと旧モデルがほぼ同額、2世代型落ちは1/3の価格
まずは割引プログラムなしの端末一括・単体価格:
Xperia 1 IVが2月1日からオンラインショップおトク割によって3.3万円の割引となったことで支払額は15万円台に。
その結果、Xperia 1 IIIとの価格は3千円ほどに縮まっており、既存最新モデルと1世代前のモデルがほぼ同額で購入可能、という状態になっています。
また、2世代前のXperia 1 IIは41,800円のオンライン限定割引で価格は48,400円。つまり、同モデルの価格はXperia 1 IIIや1 IVの1/3以下という事になります。
どれが高いのか、あるいは安いのかは分かりませんが、それぞれの相対的な価格のバランスがおかしなことになっているのは事実だと思います。
割引プログラムではIIIとIVの価格が逆転
一方、このXperia 1シリーズ同士の価格は割引プログラムを考慮するとさらにおかしなことに。
Xperia 1 IVは「いつでもカエドキプログラム」、Xperia 1 IIIは「スマホおかえしプログラム」と異なり、その結果、Xperia 1 IVの実質価格(お客様負担額)は80,520円なのに対し、Xperia 1 IIIは102,960円割引と2万円以上もXperia 1 IVの方が安い状態で、新型モデルと旧型モデルで完全に価格が逆転していると言えます。
当サイトで把握している限り、同じキャリア内で新型モデルが旧型モデルの価格が逆転した、という例はなかったように思え、これはある意味異常事態とも言えそう。
Xperia 1 IVは発売当初よりかなり売れ行きが悪いと言われていましたが、やはり在庫過剰な状態で、Xperia 1 Vの発表を前に一気に在庫処理をしてしまいたい、というドコモの思惑が見えるような気がします。
どうしても「今」Xperiaを買うのなら…
ちなみにこれはあくまで個人的意見ですが、もし、どうしても「今、Xperiaを買う必要がある」のであれば、性能的には「アッパーミドル機」で5万円を切ったXperia 1 IIを購入し、しばらく使って次世代Xperia 1 Vかその次、Xperia 1 VI?を待つというのが得策のような気がします。
なお、あくまで噂レベルの情報ではありますが、Xperia 1 VはXperia 1 IVよりも価格は安くなる可能性もでてきています。
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