2022年もあと1か月と3週間ほど。
Xperiaスマートフォンに関してはXperia 5 IVがおそらく今年最後にリリースされる機種となることがほぼ確実となっており、他メーカーでも2022年中にリリースされそうな機種はあっても1~2モデル、といったところでしょうか。
そんな中、市場調査及びコンサルティング会社のJ.D.パワーが2022年の国内スマートフォン市場におけるユーザーの満足度評価の調査結果を発表していました。
AndroidハイエンドではXperiaがGalaxyやAQUOSに圧勝
対象となったのは各メーカーが2020年以降にリリースしたモデル。
評価は「端末価格」、「外観・デザイン」、「本体機能・性能」、「ディスプレイ」、「カメラ」、「バッテリー」のファクターとそれらに関連した計20の詳細評価項目の評価の総評とのこと。
ご覧のように、ソニー、つまりXperiaスマートフォンはApple、つまりiPhoneには及ばないものの、サムスン(Galaxy)やシャープ(AQUOS)には大きな差をつけていることが分かります。
つまり、Xperia 1やXperia 5シリーズの評価はAQUOS RやGalaxy S、Zシリーズよりも高い、と言い換えることができると思います。
一方、ミッドレンジモデルだと少し様子が異なります。
GoogleのPixelが「ミッドレンジ」なのかは微妙なところですが、これはSnapdragon 765G搭載のPixel 5やPixel 5a、6aといったモデルを対象にしているのかもしれません。
一方、Pixelと同点首位となったのはシャオミ製モデルで、Xperia 10シリーズやXperia ACEシリーズといったソニーのミッドレンジ・エントリーモデルとは20ポイント近い差がついています。
ハイエンドユーザーの最大の不満点は価格、ミッドレンジでは暗所撮影
なお、以下は特定機種やブランドではなく、ユーザーがハイエンドモデルおよびミッドレンジ以下のモデルについて最も評価が比較買った項目を低い順にリストしたもの。
ハイエンドモデルでは価格、ミッドレンジモデルでは暗所撮影におけるカメラ性能がユーザーが最も不満を持っている部分、ということになります。
今年はスマートフォン、特にハイエンドモデルの価格アップが目立った年とも言えます。
そういった意味で来年以降、ハイエンドモデル市場ではいかに価格を抑えるか、下げるか、というのがシェア獲得のカギと言えそう。
また、ミッドレンジではスペックの割には価格が控えめの「高コスパ」モデルが複数展開されましたが、カメラ性能についてはイマイチといった声が多かったのもの事実。
よって、ミッドレンジ市場においては来年以降はミッドレンジ価格でどの程度までカメラ性能を上げることができるのか、というのが売り上げに大きな影響を与えそうですね。
ソース:J.D.パワー
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