
Googleの次期スマートウォッチ「Pixel Watch 4」に、新たな通知制御機能「通知クールダウン(Notification Cooldown)」が搭載されることが明らかになりました。AndroidHeadlinesが伝えたもので、この機能は2025年3月にPixelスマートフォン向けに提供された「Pixel Feature Drop」の一部として登場したもので、今回初めてWear OS搭載スマートウォッチにも対応することになります。
通知の連続を抑えるスマートな工夫
「通知クールダウン」は、短時間に複数の通知が届いた際に、それ以降最大2分間、通知音の音量を自動で下げたり、振動を控えめにしたりする機能です。通知そのものは通常通り表示されますが、ユーザーの集中を妨げるような連続的な音やバイブを抑制する仕様となっています。
Pixel Watch 4ではこの機能が腕時計向けに最適化されており、通知時の振動(ハプティクス)を段階的に弱めることで、手首が常にブルブルし続けるといった煩わしさを回避できます。通知はしっかり受け取りながらも、騒がしさを抑えられるのがポイントです。
Pixel Watch 4は8月20日に正式発表
Pixel Watch 4は、Googleが8月20日に開催する「Made by Google」イベントで正式にお披露目される予定です。このイベントの開催自体はすでに公式にアナウンスされており、Pixel 9シリーズと並んで同時発表される見込みです。
Pixel Watch 4の仕様は前モデルから大きく変わるわけではなく、プロセッサなどの基本構成はそのまま引き継がれるようです。ただし、ディスプレイはより明るくなり、バッテリー容量も増加。使用状況によっては最大2日間の連続使用も可能とされており、特に45mmモデルに関しては前世代からもバッテリー持ちが良かったことから、実用的な改善と言えるでしょう。
Wear OS 6とGeminiも同時提供へ
Pixel Watch 4には、最新のWear OS 6がプリインストールされる予定です。Wear OS 6はすでに今月初旬にSamsungのGalaxy Watch 8でデビューしており、Pixel Watch 4はそれに続く2機種目となります。
Wear OS 6では、GoogleのAI「Gemini」やその他の新機能が加わる予定で、スマートウォッチの使い勝手がさらに向上すると期待されています。
Pixel Watch 4はハード面では控えめなアップグレードにとどまるものの、通知クールダウンやWear OS 6による体験の進化によって、ユーザーの満足度を高める改良が施されています。日常的に通知が多いユーザーにとって、今回の新機能は見逃せないポイントとなりそうです。