Google最新Android OS、Android 11。
Xperia、Galaxy、AQUOS、その他のモデルでもかなりアップデート提供済み機種が増えてきており、国内でもかなりアップデートが普及してきている、という印象です。
ただ、それに比例する形で色々と問題の報告も上がっている模様。
なかでも最近目立つのがサードパーティーアプリを使った通話に関するトラブル。
具体的にはアプリで音声通話やビデオ通話をすると、相手の声は聞こえるものの、自分の声が相手に届かない、というも症状です。
問題が発生しているアプリの報告はLINEが圧倒的に多いですが、おそらくこれはユーザー数と比例しているだけ。
私が確認しているだけでも以下のようなアプリでもこの「自分の声が相手に聞こえない」問題が報告されています:
- LINE
- Skype
- Zoom
Discord
楽天リンク - viber
他にもあるとは思いますが、メジャーなところではこんな感じ。
Android 11で通話の自分の声が相手に届かなくなる不具合の対処法・改善方法
この問題、端末の初期化を行ってLINEだけを再インストールすると、一時的には症状が改善する模様です。
ただ、しばらくするとまた症状が再発する、とのことなので、初期化は少なくとも同問題への根本的な解決方法とはならない模様。
一方、一部ではこの一連の通話不具合の原因はAndroid 11アップデート後の「Google」アプリにある可能性が濃厚になってきました。
というのもこの症状、国内外でGoogleアプリによるマイクの権限を不許可にすることで改善した、という報告が複数見られます。
方法としては:
- 「設定」→「アプリ」(もしくは「アプリと通知」)→「許可」
- 「マイク」→「許可しない」を選択
これ、おそらくAndroid 11アップデートでマイク周りの権限変更が行われ、その関係で本来通話の際はそのアプリに切り替えられるはずのマイクがGoogleのままになってしまう、という一種のバグが原因ではないかと思われます。
なお、Android 11アップデートではアプリの権限がリセットされたり、「許可」になっていても昨日上は「不許可」の状態になってしまうと言った症例があるようです。
よって、通話問題が発生しているアプリのマイク権限も同様に一度見直しましょう。
あくまで応急処置
ただ、このGoogleのマイク権限をオフにするとGoogleアシスタントでの音声検索や、様々なコマンドができなくなります。
「OK Google」は元から無効化している、という方にとっては大した問題ではありませんが、逆に良く使うと言う方にとってはこの方法は非常に不便。
よって、これはあくまで上記のようなサードパーティアプリを使う時のみに臨時的に行う応急処置、とということになります。
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