本日国内モデルが一斉発表されたサムスンの最新フォルダブル、Galaxy Z Fold4およびGalaxy Z Flip4。
Fold4はドコモとauから、Flip4はドコモ、au、そして楽天モバイルが取り扱うことが判明し、あとは価格などの詳細情報を待つばかり、といったところ。
一方、このGalaxy Z Fold4/Flip4の売りの一つは何といってもSnapdragon 8+ Gen1を搭載しているという点。
発熱やパフォーマンス制限の問題報告が多かった無印のSD8Gen1と比べてクロックスピードが上がっているだけでなく、電力効率や発熱も抑えられていると言われています。
そんな中、このSD8+Gen1を搭載したGalaxy Z Fold4の「実力」を示す興味深い情報が見つかりました。
有名リーカーのIce universe氏が少し前にTwitter上に投稿していたもの。
同氏曰く、Galaxy Z Fold4では省電力モードだとそれぞれのコアクロックスピードが以下のように制御される、とのこと:
項目 | 省電力モード | 通常モード |
---|---|---|
CPUコア 動作周波数 | Cortex-X2 x 1 (@2.82GHz) Cortex-A710 x 3 (@2.57GHz) Cortex-A510 x 4 (@1.67GHz) | Cortex-X2 x 1 (@3.2GHz) Cortex-A710 x 3 (@2.8GHz) Cortex-A510 x 4 (@2.0GHz) |
そして、この省電力モードが有効な状態でのGeekbenchのスコアは:
一方、SD8+Gen1のGeekbenchでの平均的なマルチコアスコアは4000ポイント前後なので、省電力モードだと1割弱、パフォーマンスが落ちるということになります。
省電力モードでもSnapdragon 8 Gen1 (無印)より優秀
一方、この省電力モードでの3700ポイントというスコアを見ると、これこそがSD8+Gen1搭載機の本領発揮といったところ。
というのも、Geekbenchにおける無印Snapdragon 8 Gen1を搭載したGalaxy S22 Ultraのベンチマークスコアはシングルコアが平均で1100ポイント台、マルチコアで3100~3200といったところ。
よって、SD8+Gen1搭載のGalaxy Z Fold4(おそらくZ Flip4もですが)の性能は省電力モードを有効にした状態でもSD8Gen1搭載機よりも高性能、ということになります。
なお、省電力モードは各メーカーによって仕様が異なるとは思いますが、この感じだとおそらく他のメーカーのSD8Gen1搭載機とSD8+Gen1搭載機でも同じような差が出そう。
そうなると今後はますますSD8Gen1搭載機を買うユーザーが減りそうですね。
ソース:Twitter (Ice universe)
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