Xiaomi、チップ不足でスマホ価格インフレの可能性を示唆

当サイトでも以前お伝えした最近の世界的な「チップ不足」。

少なくともサムスンやXiaomiといったメーカーがすでに正式にチップ不足による影響を認めており、スマートフォンだけでなく、自動車や他の電子機器、電化製品などの製造にも影響がでているようです。

また、クアルコムはこの問題への対処の一つとして、旧式プロセスで再蔵されたチップの供給を増やすといった意向も示しています。

そんな中、中国シャオミのCEOが現在のチップ不足の具体的な影響について気になる発言をした模様です。

GIZMOCHINAがXiaomiの2020年第4四半期の決算説明会での同社社長Wang Xiang氏は現在、スマートフォンに必要な半導体が不足しているため、生産コストの増加に悩まされていると述べたとのこと。

そして結果的にそれはスマートフォンの価格に反映される可能性もあるとのことです。

一方、同氏はXiaomiは今後も生産プロセスを最適化する方法を模索しながら、競争力のある価格を提供し続けていくことも強調した模様です。

これ、たまたま発言をしたのがシャオミ社長だったというだけで、おそらくスマホ価格のインフレがあるとすればおそらく業界全体の問題。

一部のチップメーカーはすでに生産能力の拡大計画を発表していますが、チップ生産には複雑なプロセスが必要なため、実際にその効果が表れるのには2年ほどかかると言った見方も。

また、チップメーカーは現在、様々な顧客からの供給バックログを満たすのに苦労している状態で、特に5Gチップに関しては納入までに9か月かかるといった情報も。

そのため、Xiaomiなどは搭載チップの大部分をMediatek製に切り替えると言った措置も検討している模様です。

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