ソニーの最新Xperiaフラッグシップ、Xperia 1 IV。
国内3キャリアモデルはいずれも19万円台というかなり強気な価格設定で、そのためか、前モデルと比べても売れ行きは低調といった感じです。
また、発熱と、それを原因とした機能制限といった問題も国内外で複数報告されています。
そんな中、このXperia 1 IVの価格に白ロム市場でもちょっとした異変が起きていることが判明しました。
以下は白ロムスマートフォンなどを取り扱う大手ショップ、じゃんぱらにおけるau版Xperia 1 IVとGalaxy S22 Ultraの未使用・白ロム価格:
Xperia 1 IVの方がGalaxy S22 Ultraよりも安価で販売されており、また、在庫も多い状態。
大きな価格差ではありませんが、これはいくつかの点を考慮するとちょっとした異常事態とも言えます。
というのも、まず、au版Xperia 1 IVとGalaxy S22 Ultraの端末一括価格は以下の通り:
Xperia 1 IV:192,930円
Galaxy S22 Ultra:178,820円
Xperia 1 IVの方がGalaxy S22 Ultraよりも約1.4万円高い価格設定です。
しかもGalaxy S22 Ultraは4月リリース、一方のXperia 1 IVは6月初旬にリリースされたばかり。
基本的に発売日からの経過日数と、白ロム市場での価格は反比例する傾向があります。
きちんと記録を取っているわけではありませんが、私の記憶では昨年のXperia 1 IIIとGalaxy S21 UltraではS21 Ultraの方が新品白ロムの値下げペースは速かったと思います。
また、それ以前の機種でも、少なくとも国内ではまだGalaxyよりもXperiaの方が白ロム市場での人気が高い、という傾向がありました。(中古市場でも同様)
ところが、今回のXperia 1 IVとGalaxy S22 Ultraでは、本体価格が高く、さらに発売時期も後の機種であるXperia 1 IVの方が白ロム市場での値下がりペースがはるかに速い、ということに。
これはかなりレア、というか、ひょっとすると初めてのことかもしれません。
いずれにせよ、白ロム市場の価格は実際の需給をより敏感に反映していることは間違いないでしょう。
キャリアが取り扱うハイエンドモデルではまだまだXperia優勢、といった感じの国内市場ですが、ひょっとすると今回の世代でそれも入れ替わる可能性もありそうです。
ソース:じゃんぱら
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