シャオミCEO、Xiaomi 12S Ultraは「DXOMarkに送らない」

シャオミが7月4日に発表する同ブランドの最上位モデル、Xiaomi 12S Ultra。

同モデルの売りは何といっても世界初の「真の1インチカメラセンサー」、IMX989の搭載で、当然そのカメラ性能にも注目が集まっています。

そんな中、シャオミCEOがこのXiaomi 12S Ultraの発表を前に少し気になる発言をして、中国のソーシャルメディア、Weibo上で話題となっているようです。

小米科技のCEO、雷軍氏はインタビュー動画の中で、新型のXiaomi 12S Ultraについて「DXOMarkには送らない」と発言

これは裏を返せば、今まではDXOMarkにレビュー用端末を送っていた、とも受け取れます。
それを受け、Weibo上ではなぜこのXiaomi 12S Ultraでは端末の提供を辞めたのか、という理由について様々な憶測が飛び交っているようです。

お気づきの方もいると思いますが、DXOMarkのスマートフォン・カメラ評価は公開のタイミングが大まかに2つに分かれており、一つは新機種の発表と同時に公開されるというケース

実際、前モデルのXiaomi 11 Ultraは発表と同時にDXO Mark上にレビューが掲載され、トップ評価を獲得しています。

この場合は、正式発表前にメーカーからDXOMark側に端末が提供され、発表までにレビューを完了。そして発表と同時にレビュー記事を公開する、という流れだと思います。

そしてもう一つは発売からしばらく経ってから(機種によっては数か月後という例も)レビューが掲載される、というケースです。

この場合はおそらくDXO Markが独自で端末を入手してレビューを行っているものと思われ、評価の掲載が遅めなのはそのためだと思われます。

そして今回、シャオミCEOが言及したのはおそらく発表と同時にカメラレビューを掲載するための端末の事前提供をしない、という事だと思います。

DXOMarkのカメラ評価については評価が公正ではない、一部のメーカーやブランドがお金を払って高評価を得ているといった疑惑が絶えず、以前ほどの「権威」はなくなってきているという印象。

それでもやはり同サイトによるカメラ評価は気になる人も多いのも事実。

なお、これに対してDXOMark側もWeibo公式アカウントから以下のようなメッセージを投稿。

DXOMARKは、独立した品質評価会社として、消費者向け電子製品の品質評価とベンチマークを通じて業界とメーカーの技術革新を促進し、最終的には消費者に継続的に最適化された製品を提供することに常に取り組んできました。 この目的のために、さまざまな評価フォームを提供し、メーカーからテスト用に送信されたプロトタイプの製品評価レポートを提供するだけでなく、市場にリリースされたさまざまなモデルの積極的な品質評価を実施します。 テストのために送られたプロトタイプマシンの評価結果については、市場に出た後の商用マシンがキャリブレーションのために再テストされます。 DXOMARKは、メーカーから送信されたテストであろうと積極的な評価であろうと、常に専門的かつ客観的な基準を遵守し、卓越した技術を促進しながら消費者にサービスを提供します。

要は「メーカー側から提供された機種だろうと、自ら入手した機種であろうと、常に客観的な基準で評価しますよ」ということ。

このXiaomi 12S Ultraもシャオミの最上位モデルである以上、いつかはDXO Markにカメラ評価が掲載されるとは思いますが、評価がどの程度変わるのか、あるいは変わらないのか、ちょっと気になるとことですね。

ソース:Weibo

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