ドコモ、au、ソフトバンクの春夏新作モデルの一つ、Xperia 1 IV。
本日ドコモ版の発売日も6月3日で確定し、これでおそらくau版も含めた3キャリア同日リリースがほぼ確実になったといって良いと思います。
今回のキャリア版Xperia 1 IV。前モデルと大きく異なるのは通信の「対応バンド」で、先日、ドコモ版についてはライバル機種、Galaxy S22/S22 Ultraとの対応バンドの違いについてお伝えしました。
そして発表当初はドコモ以外は不明だった各キャリア版の対応バンドもいつの間にか出そろっていました。
というわけで今回はドコモ、au、ソフトバンク版のXperia 1 IVの対応バンド比較をしてみたいと思います。
ドコモ・au・ソフトバン版 Xperia 1 IV 対応バンド比較
LTEバンド | SO-51C docomo | SOG07 au | A201SO Softbank |
1 | 〇 | 〇 | 〇 |
3 | 〇 | 〇 | 〇 |
8 | 〇 | 〇 | 〇 |
11 | – | 〇 | 〇 |
18 | 〇 | 〇 | 〇 |
19 | 〇 | 〇 | 〇 |
21 | 〇 | – | – |
26* | – | 〇 | – |
28 | 〇 | 〇 | 〇 |
41 | 〇 | – | 〇 |
42 | 〇 | 〇 | 〇 |
ちなみに以下はdocomo、au、Softbank、そして楽天モバイルの各キャリアが使用しているバンド、そしてその中でも重要なバンド、もしくはプラチナバンド(赤太丸)を一覧にしたものです。
docomo | au | Softbank | 楽天 | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | |
3 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
8 | 〇 | |||
11 | 〇 | 〇 | ||
18 | 〇 | 〇 | ||
19 | 〇 | |||
21 | 〇 | |||
26 | 〇 | |||
28 | 〇 | 〇 | 〇 | |
41 | 〇 | 〇 | ||
42 | 〇 | 〇 | 〇 |
ご覧のようにドコモ版はauとSBの、au版はドコモとSBの、そしてSB版はドコモとauのそれぞれの重要・プラチナバンドに対応。
もちろん、それぞれのキャリアの「マイナーバンド」への対応という点では完璧な対応をしているそのキャリアのXperia 1 IVが一番でしょう。
ただ、基本的には、どのキャリア版のXperia 1 IV買ってどのキャリア回線で運用しても特に通信面で不便を感じることはない、と言って良いと思います。
5G通信では一部でまだ「バンド縛り」あり
一方、以下は各キャリアのXperia 1 IVの5Gバンドへ対応表:
5Gバンド | SO-51C docomo | SOG07 au | A201SO Softbank |
(n78内包) | 〇 | 〇 | 〇 |
n78 | – | 〇 | 〇 |
n79 | 〇 | – | – |
n257 | 〇 | 〇 | 〇 |
そして以下は各キャリアの5Gバンド:
docomo | au | Softbank | 楽天 | |
n77 | ◯ | ◯ | ◯ | |
n78 | ◯ | |||
n79 | ◯ | |||
n257 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ご覧のように、ドコモ版のXperia 1 IVはn78へは非対応ですが、n77がn78を内包しているのでこれは問題ありません。
ただ、auおよびソフトバンク版のXperia 1 IVはドコモだけが使用するn79には非対応。
ドコモは今後n79のエリアを積極的に拡大していくとも言われており、そうなると同バンドに非対応、というのは大きなハンディーとなる可能性もありそうです。
4Gバンド | Xperia 1 IV SO-51C | Galaxy S22/S22 Ultra SC-51C/52C |
n3 | 〇 | - |
n41 | 〇 | – |
n77 | 〇 | – |
n78 | 〇 | 〇 |
n79 | 〇 | 〇 |
n257 | 〇 | 〇 |
これは購入キャリアを問わず、将来的に別のキャリアや、別のキャリアネットワークを使用するMVNOなどに移行を検討しているユーザーにとっては非常に重要。
各キャリアで「バンド縛り」をしていた前モデルからの最大の進化点と言えるかもしれません。
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