ソニーモバイルの2022年フラッグシップXperia 1 IV。
国内ではソフトバンク版が6月3にリリース、ドコモとauもほぼ同時期に発売することが確実となっていますが、このXperia 1 IV、台湾では昨日先行発売となり、すでに手元に届いているというユーザーも多い模様です。
そんな中、台湾メディアのePriceがこのXperia 1 IVのカメラ周りに関する新情報を掲載していました。
Xperia 1 IVのカメラセンサーはすべてソニー製に
「Device Info HW」アプリでカメラセンサーの詳細を確認すると、Xperia 1 IVに搭載のカメラセンサーは以下のような型番という事が判明:
- IMX650 (望遠)
- IMX316 (ToF)
- IMX557 (メイン/広角)
- IMX563 (超広角)
- IMX663(前面カメラ)
一方、以下は前モデル、Xperia 1 IIIのカメラセンサー構成:
- IMX663 (望遠)
- IMX316 (ToF)
- IMX557 (メイン/広角)
- IMX363 (超広角)
- ISOCELL s5k4h7 (前面カメラ)
そして以下は前々モデル、Xperia 1 IIのカメラ構成:
- ISOCELL S5K3T2 (望遠)
- IMX316 (ToF)
- IMX557 (メイン/広角)
- IMX363 (超広角)
- ISOCELL s5k4h7(前面カメラ)
前面カメラやToFセンサーも含めた5つのカメラセンサーのうち、Xperia 1 II、III、IVと世代が進むごとにサムスン製センサーが減り、今回のXperia 1 IVでは3世代変わらなかった前面カメラのセンサーもソニー製に変更。
これにより、同モデルのカメラセンサーはすべてソニー製で統一された、ということになります。
ただ、その一方でメインカメラのセンサー、IMX557については3世代変更なし、ということになり、これについてはちょっと残念な気がします。(初代Xperia 1の標準カメラセンサーは不明)
望遠カメラセンサーに謎も…
一方、Device Info HWで検出したカメラ情報から、カメラ部のセンサーを確認すると疑問も。
というのも望遠カメラ用のセンサーとされるIMX650のセンサーサイズは1/1.7インチとされていますが、Xperia 1 IVの公式スペック上の望遠カメラセンサーサイズは1/3.5インチ。
また、IMX650はHuawei P30 Proなどに搭載されているセンサーで、画素数は40MP。
つまり、このセンサーはXperia 1 IVのスペック上にある情報とはセンサーサイズでも画素数でも一致しないということになり、同サイトはアプリによる誤判定である可能性も指摘しています。
一方で、同サイトが指摘しているのが「クロップ」の可能性で、ひょっとするとXperia 1 IVではこの40MPセンサーの一部のみを使用し、そのため出力される画像は12MPになるようにしているのではないか、という仮説。
これは歪みを軽減するといった目的で有効だとは思いますが、ただ、この場合はセンサーサイズは1/1.7インチより小さくなるはずでないでしょか。
いずれにせよ、推測の域を出ない情報になってしまいますが、ソニーは公式にはカメラセンサーの型番までは公開しており、この点についてはこのまま永久に真相が不明、という可能性もありそうです。
ソース:ePrice
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