国内ではドコモ、au、ソフトバンクから来月上旬リリース予定のXperia 1 IV。
先に、このXperia 1 IVはベンチマークスコア上での性能ではXiaomi 12シリーズやMotorola Edge 30 Proといった一部の同じSnapdragon 8 Gen1搭載モデルには及ばない、という件についてお伝えしました。
しかし今回、台湾メディアのePriceがこのXperia 1 IVに搭載されている機能を使うとベンチマーク性能が大きくアップすることを発見、報じていました。
同サイトによると、まず、Xperia 1 II以降のモデルに搭載されている独自機能「ゲームエンハンサー」にベンチマークスコア測定アプリを登録。
そしてそのの中にある項目の一つ、「ゲームモード」を「パフォーマンス優先」モードにすると、ベンチマークスコアに大きな差がでることが判明した、とのこと。
左がノーマルモード、右がパフォーマンス優先モードですが、Antutuでは総合スコアで6万ポイント以上、CPUでは1万ポイント、GPUでは2万ポイントも差がでています。
そして以下はPCMarkおよびGeekbenchのスコア:
「劇的」とまでは行きませんが、「パフォーマンス優先モード」にするとことで、すべてのベンチマークスコアでスコアが向上しており、これは統計的にも十分有意である可能性が高そう。
ちなみに、同サイト曰く、パフォーマンス優先モードだとやはり発熱はしやすいようで、ノーマルモードの際のベンチマーク測定前後では11℃の温度上昇だったのに対し、パフォーマンス優先モードだと14℃ほど上昇した、とのこと。
ただそれでも端末の温度は40℃未満だったとのことのなので、異常発熱とまでは行かないようです。
なお、今回のレビューによるとXperia 1 IVでは「どんなアプリもゲームエンハンサーに追加することができる」とあります。
Xperia 1 III以前の機種でもGoogleマップや他のゲーム以外のアプリをゲームエンハンサーに追加可能であることは知られていますが、例えばYoutubeやChromeといった追加できないアプリも多数ありました。
しかし今回のXperia 1 IVでゲームエンハンサーに改良が加えられ、文字通り「どんなアプリ」でも登録できるようになっているのであれば、これは隠れた大きな追加機能と言えると思います。
ただ、これについては単なる言葉の綾、という可能性もあるので、確認が取れ次第、記事を更新します。
ソース:ePrice
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