
Xiaomiの最新OS「HyperOS」に搭載されているダークモードは、単なる見た目の変化にとどまらず、バッテリー持続時間の向上にも大きく貢献するといわれています。特にOLEDやAMOLEDディスプレイを搭載した端末では、その効果が顕著に現れるようです。
ここでは、HyperOSのダークモードがどの程度の省電力効果をもたらすのか、その仕組みとあわせて整理します。
ダークモードが省電力につながる理由
ダークモードは、従来の明るい背景を基調とした表示から、黒や濃色を中心とした配色へ切り替える機能です。暗い環境での視認性向上や目の負担軽減といったメリットがよく知られていますが、実は電力消費の面でも大きな利点があります。
とくにOLEDやAMOLEDディスプレイでは、表示する色ごとに各ピクセルが個別に発光します。黒を表示している部分は原理上ほぼ発光しないため、明るい色を多用する表示よりも消費電力を抑えられます。

HyperOSでは、従来のMIUI 14よりもさらに深い黒を採用し、UIの多くで「#000000」に近い純黒を使用しているとされています。これにより、不要な発光を抑え、効率的な電力管理を実現しているのが特徴です。
OLED・AMOLEDでは効果が大きい
OLEDやAMOLED搭載機では、ダークモードの恩恵が最も大きくなります。
一般的な使用状況において、ダークモードを有効にすることで消費電力が15%から30%程度削減される可能性があるとされています。使用するアプリの配色や画面の明るさ設定によって変動しますが、特に白基調のアプリを長時間利用する場合は効果が顕著です。
例えば、動画視聴やゲーム、SNSの利用など画面表示時間が長いヘビーユーザーの場合、同じバッテリー容量でも1~2時間程度の駆動時間延長につながるケースもあるようです。
日常的なメッセージやブラウジング中心の一般的な使い方でも、10~20%程度の持続時間向上が見込まれます。
LCD端末でも一定の効果はあり
一方、LCDディスプレイはバックライトが常時点灯しているため、表示色による消費電力の差はOLEDほど大きくありません。そのため、ダークモードによるバッテリー節約効果は限定的です。
それでも、HyperOS側のソフトウェア最適化や輝度の抑制効果により、5~10%程度の改善が見込めるとされています。劇的とはいえないものの、積み重ねれば無視できない差となります。
どのくらいバッテリーが延びるのか
利用スタイル別に見ると、おおよそ次のような違いが考えられます。
・ヘビーユーザーの場合:最大30%前後の省電力効果
・一般ユーザーの場合:10~20%程度の改善
・ライトユーザーの場合:5~15%程度の延長
とくにOLED搭載モデルでは、ダークモードの有無が1日のバッテリー持ちを左右するケースもありそうです。
HyperOSのダークモードは、見た目の統一感や高級感を演出するだけでなく、実用面でも確かなメリットをもたらします。設定から簡単に切り替えられる機能でもあるため、バッテリー持ちを少しでも伸ばしたいユーザーは積極的に活用してみる価値があるでしょう。

