ソニーの最新エントリーモデル、Xperia Ace IIIは前モデルAce IIからどの程度進化したのか?

先日ドコモが2022年新作ラインナップとして発表したXperia 1 IV、Xperia 10 IV、Xperia Ace IIの3モデル。

注目度でいえば当然フラッグシップのXperia 1 IVがダントツですが、実際の売上台数という点では3モデル中で最も低スペック+低価格のXperia Ace IIIが主力となりそうな雰囲気です。

一方、このXperia Ace IIIの前モデルである昨年のAce IIはかなりの低価格ながら性能面においては昨年のエントリーモデルの中でも最低レベルでした。

一方、今回のACE IIIはSnapdragon 480を搭載するなど、昨年よりはアップグレードされています。

というわけで今回はこのXperia ACE IIIがACE IIからどの程度進化したのか、という比較をしてみたいと思います。

Xperia Ace IIIとXperia Ace IIのスペック比較

ソニー Xperia Ace IIIソニー Xperia Ace II
SoC(プロセッサ)CPU: Snapdragon 480 5G オクタコア (2×2.0GHz+6×1.8GHz)CPU: MediaTek Helio P35 オクタコア (2.3GHz+1.8GHz)
次世代通信規格5G○(sub6)○(sub6)
RAM4GB4GB
ストレージ64GB64GB
画面サイズ
解像度
5.5インチ
HD+
5.5インチ
HD+
パネルTFT液晶TFT液晶
防水・防塵機能IPX5/IPX8
IP6X
IPX5/IPX8
IP6X
耐衝撃機能Gorilla Glass VictusGorilla Glass 6
生体認証指紋認証指紋認証
リアカメラ1300万画素 F1.81300万画素 1/3型 F2.0 (標準)+200万画素 1/5型 F2.4 (深度)
前面カメラ500万画素 F2.2800万画素 1/4型 F2.0
FeliCa
Bluetooth5.15
バッテリー容量4500mAh4500mAh
サイズ69 x 140 x 8.969 x 140 x 8.9
重量162g159g
OSAndroid 12Android 11
カラーブラック
グレー
ブリックオレンジ
ブラック
ホワイト
ブルー

サイズは両モデル完全に同じ。

ご覧のように、チップセットを除いて進化点は皆無といっても過言ではありません。

むしろ、Xperia ACE IIで搭載されていた深度センサーがIIIでは削られている、といったダウングレード部分さえ見られます。

Xperia Ace IIIとXperia Ace IIのベンチマークスコア比較

ただ、チップセットの違い、というのはかなり大きな性能差を生んでいる模様。

Xperia Ace IIIのベンチマークスコアはまだ発見されていないので、今回は各モデルに搭載されているチップセットのスコアで比較してみたいと思います。

Antutuベンチマークでのベンチマーク性能はAce 3に搭載のSnapdragon 480はAce 2のHelio P35と比べると3倍近い性能に。
さらに内訳をみるとCPUやGPU性能は3倍以上の性能アップとなっています。

GeekbecnでのベンチマークではシングルコアではSD480はHelio P35の3倍ほどのスコアですが、マルチコアでは差が縮まる感じで、1.7倍程度となっています。

エントリーモデルであることには変わりありませんが、性能の「向上率」という点では今回の新型Xperia、3モデルの中で一番高いと言ってよさそうです。

Xperia Ace IIIとXperia Ace IIの価格比較

今回のXperia Ace IIIはドコモ専売だった前モデルとは異なり、auやY!mobileも取り扱いますが、価格が判明しているのは現時点ではドコモ版のみ。

Xperia Ace IIIのドコモ版、SO-53Cの本体価格は3万4408円。
一方のXperia Ace IIの価格は2万2000円なので、両者の間には約1.5倍、1.2万円の価格差がある、ということになります。

先述のようにAce II→ACE IIIではチップセット以外ではほとんどスペック面でのアップグレードはありません。
チップセットのアップグレードだけで価格が1.2万円もアップ、というのは少し高すぎるような気も。

ただ、性能の向上幅を考慮すると、それもありかな、という気はします。

ソース:nanoreview

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