知られていない大きな性能差?ベンチマークでGPUに性能差
昨日国内リリースが発表されたサムスンの最新フラッグシップ、Galaxy S22とGalaxy S22 Ultra。
サイズからディスプレイ仕様、カメラ周りまで、様々なスペックの違いはあるものの、両モデルともSnapdragon 8 Gen1を搭載したハイエンドモデルという点は同じ。
よって、少なくとも理屈上のパフォーマンス性能は同じはずです。
ところが、このGalaxy S22 UltraとS22の間でちょっと不思議な、しかしかなり大きな性能差があることが判明しました。
AntutuベンチマークでGalaxy S22/S22 Ultraに大きな差
以下はAntutu公式サイト上に掲載されているAntutuベンチマークスコアのランキング表。
Galaxy S22 Ultraのベンチマークスコアが約93万ポイントなのに対し、Galaxy S22のスコアは約80万ポイント。
Antutu上ではGalaxy S22 Ultraの性能はGalaxy S22よりも16%前後も高い、ということになります。
ちなみにこのランキングは、過去の計測の平均値なので「たまたま出たスコア」というわけではありません。
ベンチマークスコアの差はグラフィック性能の差?
一方、以下はYoutube上に掲載されていたGalaxy S22/S22+/S22 Ultraのベンチマーク比較動画の一部。
一回きりの計測なので誤差は大きいと思いますが、興味深いのはAntutuのCPUのスコアではS22もS22 Ultraも大きな差はないものの、GPUのスコアで大きな差がでています。
つまり、AntutuベンチマークによるとGalaxy S22とS22 UltraでCPU性能には大きな性能はないものの、グラフィックの処理性能においては両モデルに大きな差がある、ということに。
Galaxy S22はFHD+、Galaxy S22 UltraはQHD+なので、基本的にはS22 Ultraの方がグラフィック処理にかかる負荷は大きく、ベンチマークでは不利になるはずですが、結果は逆。
他にメモリーの差(8GB RAM vs 12GB RAM)が寄与している可能性もありますが、グラフィック性能にこれだけの差を生むかは疑わしいところです。
ベンチマークはあくまで一つの指標なので、必ずしも実使用での体感スピードと比例するとは限りません。
ただ、理論上はこれだけスコアが違うと、ゲームなどのグラフィック負荷の高い動作では結構体感速度に違いが出るような気もします。
ソース:Antutu
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