サムスンの次世代スライド式スマホ「Galaxy Z Slide」はFold 8に似たデザインで2027年登場か

Samsungが開発中とされるスライド式スマートフォンについて、新たなデザイン特許が公開されました。完全に収納した状態ではGalaxy Z Fold 8に近い形状となっており、2027年に登場する可能性がある新型スマートフォンの最終デザインを示しているのではないかと注目されています。

Galaxy Z Fold 8に似た形状のスライド式スマホ

今回公開されたのは、Samsungが2026年10月に出願した米国特許「US 2026/0333595 A1」です。

この特許では、スマートフォン本体が上下2つのパーツで構成されており、上側の部分を引き上げることでディスプレイを拡張できる仕組みが描かれています。

使用時には下側の部分を手で持ち、上側を引き上げることで画面サイズを大きくする構造です。背面カメラとフラッシュは上側に配置されている一方、下側にもカメラ用の開口部が設けられており、ディスプレイを収納した状態でも撮影できる設計になっています。

また、本体内部の構造によってディスプレイのスライド動作をガイドする仕組みも説明されています。

MWC 2026で公開された試作機と共通するデザイン

今回の特許で興味深いのは、Samsungが2026年のMWCで公開したスライド式ディスプレイの試作機と、ほぼ同じ形状になっていることです。

以前の特許では、一般的なスマートフォンの形状から横方向にディスプレイを拡張する別のデザインも示されていました。しかし、今回の特許とMWCで公開された試作機は、上下方向に画面を拡張する構造で一致しています。

そのため、今回のデザインが実際に製品化される際の最終形に近い可能性も考えられます。

なお、Samsungは正式な製品名や発売時期を発表していませんが、海外ではGalaxy Z SlideやGalaxy Z Rollといった名称が予想されています。

2027年にGalaxy Z Fold 9と同時登場の可能性

これまでの情報では、Samsungは2027年にGalaxy Z Fold 9やGalaxy Z Fold 9 Ultraとともに、スライド式スマートフォンを投入する可能性があるとされています。

ただし、今回の特許はあくまで技術やデザインを保護するためのものであり、製品化を直接裏付けるものではありません。

仮に実際に発売される場合、折りたたみスマートフォンよりもさらに高価な製品になる可能性も指摘されています。

スライド式スマホではアプリの最適化も重要に

スライド式スマートフォンで課題となりそうなのが、画面サイズの変化に対するアプリの対応です。

一般的な折りたたみスマートフォンでは、折りたたんだ状態と開いた状態の2種類の画面サイズが基本ですが、スライド式ではユーザーがディスプレイをどこまで拡張するかによって、複数の画面サイズやアスペクト比が生まれます。

そのため、画面を拡張するたびにアプリの表示が適切に変化するよう、ソフトウェア側の最適化が重要になります。

Samsungがどれだけ優れたハードウェアを開発しても、アプリが画面サイズの変化に対応できなければ、ユーザー体験が損なわれる可能性があります。

Galaxy Z Fold 8では、コンパクトな状態での日常的な使いやすさと、展開時のコンテンツ閲覧に適した画面比率が評価されています。今回のスライド式スマートフォンも、こうした方向性を引き継ぐデザインになるのかもしれません。

Samsungが実際にこの形状で製品化するのか、そして従来の折りたたみスマートフォンとは異なる使い勝手を実現できるのか、今後の動向に注目したいところです。

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