
任天堂は、Nintendo Switch 2のさらなる値上げを現時点では検討していないようです。同社の古川俊太郎社長は11月5日に開催された決算説明会で、メモリの調達状況に大きな変化はなく、引き続き十分な数量を確保できていると説明しました。Reutersが報じています。
今年すでに一度値上げが実施されているだけに、購入を検討しているユーザーにとっては朗報といえそうです。
Switch 2は今年すでに値上げを実施
任天堂は2026年5月、Nintendo Switch 2の価格改定を発表しました。米国では9月1日から50ドルの値上げが適用され、価格は449.99ドルから499.99ドルに引き上げられています。
各地域の価格改定は以下のとおりです。
- 米国:449.99ドル → 499.99ドル
- 日本:49,980円 → 59,980円
- 欧州(My Nintendo Store):469.99ユーロ → 499.99ユーロ
今回の発言は、少なくとも現時点では追加の値上げを予定していないことを示唆しています。
Switch 2の出荷台数は前年同期比41%減
一方、Switch 2のハードウェア販売は減速傾向にあります。
任天堂が発表した2026年7~9月期の出荷台数は267万台で、前年同期比41%減となりました。ただし、累計出荷台数は2,635万台に達しており、初代Nintendo Switchの同時期を上回るペースを維持しています。
また、任天堂は2027年3月期の年間販売予想について、Switch 2を1,650万台とする従来の計画を据え置いています。
値上げしないという確約ではない点に注意
今回の発言で重要なのは、任天堂が追加値上げを検討していないという点であり、将来にわたる価格据え置きを保証したわけではないことです。
メモリの調達状況や市場環境が変化すれば、今後価格が見直される可能性は残されています。
なお、ソニーも今週、次年度に向けたメモリの調達数量についてサプライヤーとの合意がすでに成立していると説明しており、ゲーム機メーカー各社がメモリ確保を重視している状況がうかがえます。
GPU市場ではNVIDIAのGeForce RTX 50シリーズに最大500ドルの値上げが報じられるなど、ハードウェア価格の上昇が続いています。そうした状況の中、任天堂は少なくとも現時点ではSwitch 2の価格を維持する方針のようです。

