
AnTuTuが2026年10月のAndroid端末性能ランキングを公開しました。新世代のSnapdragon 8 Elite Extreme Gen 6を搭載するスマートフォンが続々と登場するなか、Honor WIN2が平均約495万点を記録して首位を獲得しています。また、タブレット部門ではXiaomi Pad 9 Pro Maxが引き続きトップとなりました。
旗艦スマートフォン部門:Honor WIN2が首位
10月のAndroid旗艦スマートフォンランキングでは、上位3機種すべてがSnapdragon 8 Elite Extreme Gen 6を搭載しています。
| 順位 | 機種 | メモリ・ストレージ | 平均スコア |
|---|---|---|---|
| 1位 | Honor WIN2 | 16GB+512GB | 4,958,339 |
| 2位 | Red Magic 12 Pro+ | 16GB+1TB | 4,956,846 |
| 3位 | iQOO 16 | 16GB+1TB | 4,865,546 |
首位のHonor WIN2は、双子星ターボ冷却と呼ばれる独自のアクティブ冷却システムを採用しています。SoCに直接接続する貫通型の風路と、VC均熱板につながる側面の風路を組み合わせ、効率的な熱伝導を実現する仕組みです。

一方、2位のRed Magic 12 Pro+は、水冷流路を前モデルより拡張しています。従来の単一ループから二重ループ構造へ変更し、メイン基板や冷却風路など主要な発熱部分を広くカバーすることで、冷却性能を高めています。
両機の平均スコアはわずか1,493点差で、ほぼ互角の結果となりました。
3位のiQOO 16も高い性能を発揮しており、165Hzの高リフレッシュレートディスプレイや独自のゲーム向けチップQ4を組み合わせることで、ゲーム用途でも優れた性能を実現しているとAnTuTuは評価しています。
次期ハイエンドに近い次世代ミドルレンジ部門
次世代ミドルレンジ部門では、10月も大きな順位変動はありませんでした。
| 順位 | 機種 | プロセッサ | 平均スコア |
|---|---|---|---|
| 1位 | Honor 600 Pro | Dimensity 8550 Elite | 2,304,709 |
| 2位 | Honor WIN Turbo | Dimensity 8550 Elite | 2,281,222 |
| 3位 | iQOO Z11 | Dimensity 8500満血版 | 2,253,616 |
Honor 600 ProとHonor WIN Turboは、いずれもDimensity 8550 Eliteを搭載しています。両機のスコア差は約2.3万点となり、Honor 600 Proが引き続き首位を維持しました。

AnTuTuは、MediaTekやQualcommが次世代のミドルレンジ向けプロセッサを投入するまでは、現在のランキング構成が続く可能性があるとしています。
Androidタブレット部門:Xiaomi Pad 9 Pro Maxが首位
タブレット部門では、Xiaomi Pad 9 Pro Maxが平均520万点以上を記録し、10月も首位を獲得しました。
| 順位 | 機種 | プロセッサ | 平均スコア |
|---|---|---|---|
| 1位 | Xiaomi Pad 9 Pro Max | Xuanjie O3 | 5,206,401 |
| 2位 | iQOO Pad Ultra | Snapdragon 8 Elite Extreme Gen 6 | 4,847,214 |
| 3位 | Lenovo Legion Y700 无极 | Snapdragon 8 Elite Gen 5 | 4,456,991 |
Xiaomi Pad 9 Pro Maxは13.3インチの大型ディスプレイを搭載しており、折りたたみスマートフォンなどと比べて内部スペースに余裕があります。そのため、冷却機構を大型化しやすく、独自プロセッサXuanjie O3の性能を十分に引き出せる点が強みとなっています。

ただし、13.3インチというサイズは携帯性の面では不利です。手に持って使用するゲーム向けタブレットを求める場合は、2位のiQOO Pad Ultraも有力な選択肢となります。
iQOO Pad Ultraは8.8インチのコンパクトな筐体にSnapdragon 8 Elite Extreme Gen 6とゲーム向けチップQ4を搭載し、さらにファンによるアクティブ冷却にも対応しています。AnTuTuは、ゲーム用途において現時点で非常に高い競争力を持つタブレットと評価しています。
AnTuTuランキングは月間平均スコアを採用
今回のランキングは、2026年10月1日から31日までに中国市場で収集されたデータを対象としています。
AnTuTuでは、各機種の最高スコアではなく、当月に記録された有効なベンチマーク結果の平均値をランキングに採用しています。そのため、メーカーが公表する最高スコアや、ネット上で見られる単発の測定結果とは異なる場合があります。
また、当月の有効測定回数が1,000回未満の機種はランキング対象外となります。掲載されていない機種についても、必ずしも性能が低いという意味ではありません。
今回の結果では、スマートフォンではHonor WIN2とRed Magic 12 Pro+がほぼ互角の性能を示し、タブレットではXiaomi Pad 9 Pro Maxが独自プロセッサの性能を活かして首位を維持したことが特徴となっています。
