PS6は1000ドル超でも苦戦か 1800ドルの次世代Xbox Helixがソニーの戦略を変える可能性

Microsoftの次世代ゲーム機「Xbox Helix」が約1,800ドルという高価格になるとの予想が浮上するなか、ソニーの次世代機「PS6」にも影響が及ぶ可能性が指摘されています。次世代機が1,000ドルを超える価格帯に達した場合、従来の家庭用ゲーム機とは異なり、PCに近い機能や自由度が競争力を左右するようになるかもしれません。

この話題は、YouTubeチャンネル「Moore’s Law Is Dead」のポッドキャスト番組「Broken Silicon 385」で取り上げられたものです。ただし、Xbox Helixの価格や仕様、PS6の価格はいずれも正式発表されたものではなく、今回の内容は出演者らによる分析や予測に基づいています。

Xbox Helixは家庭用ゲーム機とPCの境界を曖昧にするか

番組では、ゲーム市場におけるPCと家庭用ゲーム機の立ち位置の変化が議論されました。PCゲーム市場が成長を続ける一方、家庭用ゲーム機市場は長期的に伸び悩んでいるとの見方が示されています。

こうした状況を踏まえ、Microsoftは次世代Xboxで、従来よりもオープンなプラットフォームを目指す可能性があるとされています。具体例として挙げられたのが、SteamやEpic Games Storeといったサードパーティーのゲームストアへの対応です。

仮にXbox Helixが一般的なアプリケーションやOSを利用でき、複数のゲームストアにアクセスできる設計になれば、リビングに設置するPCに近い存在になる可能性があります。家庭用ゲーム機とPCを明確に区別する従来の考え方自体が、意味を失っていくかもしれません。

ただし、Xbox HelixがSteamやEpic Games Storeに対応するかどうかは、現時点で確定していません。

PS6は高価格化とオープン化の板挟みに?

次世代機が高価格化する場合、ソニーは難しい判断を迫られる可能性があります。

番組で示された見方では、PS6が1,000ドルを超える価格帯になるなら、従来のような閉じたプラットフォームを維持するだけでは、ユーザーを獲得しにくくなるおそれがあります。高額なゲーム機を購入するユーザーにとっては、専用タイトルだけでなく、幅広いゲームストアやアプリケーションを利用できることも重要になるためです。

一方、Nintendo Switchシリーズのように、独自のゲームタイトルと専用のハードウェアを組み合わせた戦略は、今後も独自の市場を形成できると考えられています。任天堂、ソニー、Microsoftでは、同じ家庭用ゲーム機でも求められる戦略が異なってくる可能性があります。

もっとも、PS6が実際に1,000ドルを超える価格になるかどうかも、現時点では不明です。Xbox Helixの価格についても、1,800ドルという数字は予想段階にとどまっています。

高価格化するならPCに近い機能が重要に

動画内では、ゲーム向けではないAIアクセラレーターなどの専用チップが、耐用年数を終えた際に再利用しにくいという問題にも触れられました。NVIDIA H100のようなAI向け製品は、一般的なゲーム用GPUとは用途が異なるため、そのままゲーム用途に転用するのは難しいとされています。

こうした技術面の課題に加え、ゲーム機の価格が上昇すれば、メーカーはハードウェアの性能だけでなく、購入後に利用できる機能やサービスも含めて価値を示す必要が出てきます。

Xbox HelixがPCに近い機能を備えた高価格デバイスとして登場するなら、PS6も従来の家庭用ゲーム機の枠組みを維持するのか、それとも対応範囲を広げるのかという選択を迫られるかもしれません。ただし、これは現時点での予測であり、ソニーがPS6の設計方針を変更すると発表したわけではありません。

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