Google、Pixelの通勤モードと「メッセージを残す」機能の連携を準備中

GoogleがPixel向けに提供している通勤時の設定機能「通勤モード」と、不在着信時に相手のメッセージを記録する「メッセージを残す」機能を連携させようとしているようです。Google Phoneアプリの最新ベータ版から、その準備を示すコードが見つかりました。

通勤中は「メッセージを残す」を自動で有効化か

通勤モードは、混雑した電車やバスなどを利用する際に、Pixelの設定をまとめて切り替えられる機能です。通知や着信音を制限したり、周囲の人に見られたくない通知を非表示にしたりすることで、移動中のプライバシーや利便性に配慮できます。

一方の「メッセージを残す」は、電話に出られなかった場合に相手の音声メッセージを端末上に記録する機能です。対応地域では音声の文字起こしにも対応しており、着信に応答できなくても用件を確認できます。

Android AuthorityがGoogle Phoneアプリのバージョン245.0.1006864670-publicbeta-pixel2026を解析したところ、内部コードに「BeeslyTransitModeService」というコンポーネントが追加されていることが判明しました。

Beeslyは、Googleが「メッセージを残す」機能に使用している内部コードネームです。さらに、通勤モードが有効になった際にBeeslyを起動しようとする処理を示す文字列も確認されています。

通勤中だけ自動的にメッセージを記録する仕組みか

今回見つかったコードには、通勤モード専用の通知に関する記述も含まれています。

具体的には、通勤モード中にメッセージを記録していることや、同モードでの不在着信を知らせる通知などが準備されています。デュアルSIM環境での利用を想定した文字列も確認できるため、複数のSIMを使っている場合にも対応する可能性があります。

この連携が実現すれば、普段は「メッセージを残す」を無効にしておき、電車やバスで移動するときだけ通勤モードに連動して自動的に有効化するといった使い方ができそうです。

通勤モードには、特定の連絡先からの着信だけを通知する設定もあります。しかし、着信そのものに応答したくない場合や、知らない番号からの電話にも対応したい場合には、メッセージを記録する機能が役立ちます。

また、「メッセージを残す」は対応地域によって、音声を文字起こしする場合と、音声データのみを保存する場合があります。今回見つかったコードからは、どちらの方式でも通勤モードと連携できるよう準備している様子がうかがえます。

ただし、現時点では実際の動作は確認されていません。通勤モード専用の応答メッセージを設定できるのかなど、具体的な仕様も不明です。あくまでアプリの解析から判明した開発中の機能であり、正式提供されるかどうかや時期は分かっていません。

着信ジェスチャーの設定画面も簡略化へ

なお、今回の解析では「メッセージを残す」とは別に、着信時の操作方法を変更する設定画面にも小さな改善が準備されていることが分かりました。

現在のGoogle Phoneアプリでは、着信時の操作方法を変更する際、専用画面を開いたうえで、現在選択されている項目をタップする必要があります。

新しい画面では、設定画面上に切り替え操作を直接配置することで、余分なタップを省けるようになるようです。

通勤モードと「メッセージを残す」の連携が実現すれば、移動中の着信への対応がより便利になりそうです。ただし、どちらの変更も現段階では開発中とみられ、正式な提供時期は明らかになっていません。

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