
5,000以上のiPhone向けアプリを対象に、ユーザーのデータ収集状況を調査した結果が公開されました。調査ではInstagramとFacebookが同率で最も高いスコアとなり、トップ10にはMetaのアプリが5つ入っています。
今回の調査を実施したのは、IT資産の廃棄や買い取りなどを手掛けるIT Asset Management Group(IT-AMG)です。Apple App Storeにある5,000以上のアプリを分析し、どのアプリが多くのデータを収集しているのかを独自の指標で評価しました。
46項目からアプリのデータ収集を分析
調査対象となったアプリは、各カテゴリーの上位100アプリをまとめたリストをもとに選定されています。
IT-AMGは、データ収集に関する46の指標を使って、100点満点の独自インデックスを作成しました。この46項目には、35種類のデータ、データを収集する6つの目的、ユーザーとの5種類の関係性が含まれています。
さらに、それぞれのデータが収集されているかだけでなく、ユーザーと紐付けられているかどうかも評価しています。収集したデータがユーザーと紐付けられているケースは、調査上もっともプライバシーへの影響が大きい扱いとなっています。
InstagramとFacebookが同率トップ
調査結果では、InstagramとFacebookがともに61.47点を記録し、最も高いスコアとなりました。
3位には配車・フードデリバリーアプリのGrabが入り、スコアは55.57点でした。その後にはMetaのThreads、Meta Business Suite、Messengerが続き、いずれも54.53点で同じスコアとなっています。

トップ10の順位とスコアは以下のとおりです。
- Instagram:61.47点
- Facebook:61.47点
- Grab:Taxi Ride, Food Delivery:55.57点
- Threads:54.53点
- Meta Business Suite:54.53点
- Messenger:54.53点
- Nordstrom Rack:Shop Deals:53.62点
- Pinterest:50.06点
- AE + Aerie:50.01点
なお、Threads、Meta Business Suite、Messengerは同じ54.53点のため、実質的には同率4位という結果です。
トップ10の半数がMetaのアプリ
今回特に目を引くのが、トップ10にMetaのアプリが5つ含まれている点です。
InstagramとFacebookだけでなく、Threads、Meta Business Suite、Messengerも上位に入り、Meta製アプリがトップ6のうち5つを占める結果となりました。
ただし、この調査はIT-AMGが設定した46項目と独自の100点満点の指標に基づくものであり、アプリの安全性やプライバシー保護全般を総合的に評価したものではありません。また、今回の対象はApple App Storeのアプリであるため、Android版アプリにそのまま当てはまる結果ではない点にも注意が必要です。
それでも、普段利用しているアプリがどのようなデータを収集し、それをユーザーと紐付けているのかを考えるきっかけになる調査結果といえそうです。


