
OPPOがフラッグシップ完全ワイヤレスイヤホンの新モデル「OPPO Enco X4」を中国で発表しました。2024年に登場したEnco X3の後継モデルで、Dynaudioと共同開発したデュアルドライバーや適応型ANC、通話品質の改善、最大53時間の長時間再生などを特徴としています。
現時点では中国市場のみで販売されていますが、今後グローバル市場にも投入されるとみられています。
Dynaudio共同開発のデュアルドライバーを採用

Enco X4では、Dynaudioと共同開発した第4世代のデュアルドライブユニットを採用しています。
11mmのダイナミック型ウーファーと6mmのツイーターを組み合わせた構成で、前モデルから引き続きデュアルDACによるクロスオーバー構成を採用しています。一方、内部の音響設計は見直されており、歪みを抑えながら低音の表現力を高めたとしています。
サウンドチューニングもDynaudioと共同で行われており、同社のハイエンドHi-Fiスピーカーから着想を得た自然でクリアなサウンドを目指したとのことです。
また、48kHz/24bitのハイレゾ再生に対応し、Bluetoothコーデックは高音質コーデックのLHDCに加えてAACとSBCもサポートします。空間オーディオにも対応し、専用アプリ「HeyMelody」からDynaudioによる複数のEQプリセットを利用できます。
ANC性能を大幅に強化

ノイズキャンセリングも大きく強化されています。
OPPOによる内部テストでは、Enco X3と比較してノイズ抑制性能が最大200%向上したとしています。6nmプロセスのNPUと適応型ANCを組み合わせ、周囲の環境に応じてノイズキャンセリングの強度を自動調整する仕組みです。
新たに「Conversation Awareness」モードも搭載。イヤホンを装着した状態で会話していることを検知すると、音楽の音量を下げるとともにANCの動作を変更し、周囲の人との会話をしやすくします。
通話性能やバッテリーも改善
通話機能では、ビームフォーミング対応マイクを4基搭載しています。そのうち1基には骨伝導方式のVPUマイクを採用し、AIによる音声分離機能と組み合わせることで、通話中の周囲のノイズを抑える設計です。

バッテリー駆動時間も前モデルから伸びています。ANCをオフにした場合、イヤホン単体で最大13時間、充電ケースを含めると最大53時間の音楽再生が可能です。
Enco X3ではケース込みで最大43時間だったため、単純比較では10時間長くなっています。
このほか、Bluetooth 6.1、ワイヤレス充電と有線充電、Android/iOS間のマルチポイント接続、IP55の防塵・防水性能、タッチ・スワイプ操作にも対応。頭部のジェスチャーによる着信応答・拒否にも対応しています。
さらに、HeyMelodyアプリを利用したAIによるリアルタイム翻訳機能も搭載されています。
中国では約1,200元で発売

OPPO Enco X4は中国で1,199元で販売され、カラーはピンクゴールド、ソフトホワイト、チタニウムグレーの3色を用意しています。
現時点でグローバル版の発売時期や価格は発表されていませんが、今後、中国以外の市場にも展開される見込みです。日本での発売についても現段階では明らかになっていません。
Enco X4は音質面だけでなく、ANCや通話性能、バッテリー駆動時間まで幅広く強化されたモデルとなっており、OPPOの完全ワイヤレスイヤホンにおけるフラッグシップモデルとして位置付けられています。

