
Xiaomiは、最新OSとなるHyperOS 4のグローバル版について、Xiaomi 17とXiaomi 17 Ultraを対象とした初の安定版ビルドの配信を開始しました。Android 17をベースとするHyperOS 4が海外向けモデルに提供されるのは今回が初めてで、まずはMi Pilot向けのテスト配信として段階的に展開されています。
HyperOS 4では、インターフェースのデザインを大きく変更するだけでなく、AI機能の強化やXiaomi製品間の連携、システムそのものの最適化も進められています。
ガラス調の新UIとAI機能を強化
今回のHyperOS 4では、Soft Light Glassと呼ばれる新しいデザインを採用しています。半透明のガラスを重ねたような表示や光の反射、奥行きのあるレイヤー表現などを取り入れ、クイック設定やメニュー、ウィジェットなどの見た目を刷新しています。

特にSnapdragon 8 EliteなどのハイエンドSoCを搭載した端末では、このガラス調エフェクトをフルに活用できるよう最適化されているとのことです。
AI関連では、XiaomiのAIモデルMiMoを利用したSuper XiaoAI 2.0が大きく進化しています。新しいフローティング型のAIアシスタントに加え、リアルタイム音声翻訳や音声の文字起こし、会議内容の要約などに対応します。
AI Notesでは、録音した会話や会議の内容を整理するだけでなく、そこから実行すべきタスクを抽出することも可能になっています。
また、Xiaomi純正キーボードにもAIツールバーが追加され、文章の推敲や文脈に応じた入力支援、文章の書き換えといった機能が利用できるようになります。
ロック画面も強化され、ガラス調の時計デザインや壁紙に奥行きを与えるエフェクト、レイアウトの変更、複数の通知をまとめて表示するスマート通知など、カスタマイズ性が高められています。
システム内部も最適化
HyperOS 4は見た目だけのアップデートではありません。従来のコード構成を整理するとともに、一部のシステムアプリにRustで記述されたコードを採用するなど、内部構造にも手が加えられています。
これにより、メモリ消費を抑えながらシステムの動作を滑らかにし、バッテリー管理の改善も図られているとされています。
Xiaomi 17と17 Ultraからグローバル展開
今回の初期配信では、Xiaomi 17とXiaomi 17 Ultraが対象となっています。いずれも2026年9月のAndroidセキュリティパッチを含み、アップデート容量は約3GBです。
Xiaomi 17には、グローバル版としてOS4.0.0.9.XPCMIXMが提供されています。端末のコードネームはpuddingです。
Xiaomi 17 Ultraについては、グローバル版のOS4.0.0.8.XPAMIXMに加え、欧州向けのEEA版としてOS4.0.0.11.XPAEUXMも確認されています。こちらのコードネームはnezhaです。
現時点ではいずれもMi Pilot向けの段階的な配信となっており、すべてのユーザーがすぐにアップデートできるわけではありません。今後、テスト段階で大きな問題がないことが確認されれば、対象地域や機種を広げながら一般ユーザー向けの配信へ移行するとみられます。
HyperOS 4は、デザイン変更だけでなくAIやシステム性能まで幅広く手を入れた大型アップデートとなっています。今回Xiaomi 17と17 Ultraからグローバル展開が始まったことで、今後ほかのXiaomiやPOCO端末への配信スケジュールにも注目が集まりそうです。


