
Apple初の折りたたみ式iPhoneとして登場したiPhone Duoに、外側ディスプレイの表示位置を意図的にずらすユニークな設定が搭載されていることが分かりました。画面の端を覆ってしまうケースを装着した際に、コンテンツが見えにくくなるのを防ぐための機能です。
左端に黒い余白を追加
この機能を発見したのは、フランスのブロガーであるNicolas Lellouche氏です。iPhone Duoの設定に「Shift Left Edge」という項目が用意されており、オンにすると外側ディスプレイの左側に黒い余白が追加されます。
一見するとベゼルが太くなったように見えますが、実際には表示領域そのものを右側へ移動させる仕組みです。つまり、端末に存在しないベゼルをソフトウェアで追加するような機能となっています。
Appleによる設定の説明では、外側ディスプレイの左端を一部覆ってしまうケースを使用する際に、コンテンツを移動させるための機能とされています。
純正ケースでは必要なのか
AppleはiPhone Duo向けに「iPhone Duo Case」と「iPhone Duo Folio with Kickstand」の2種類のケースを用意しています。
ただ、少なくとも通常のiPhone Duo Caseを見る限り、画面の周囲を全体的に覆うデザインになっているため、左側だけに仮想ベゼルを追加する理由ははっきりしません。純正ケースのためだけに用意された機能ではない可能性があります。
そのため、Appleが想定しているのは、画面端をより大きく覆うサードパーティ製ケースや、耐久性を重視した厚めのケースなのかもしれません。
iPhone Duoは10月23日に発売される予定で、実際にさまざまなケースが登場すれば、この設定がどのような場面で役立つのかも明確になりそうです。
非常に薄いベゼルを採用した折りたたみ端末では、ケースによって表示領域の一部が隠れてしまう可能性があります。せっかくの画面をケースで遮ってしまうより、あえてソフトウェアで黒い余白を追加して表示位置を調整するという考え方は、意外に実用的な解決策なのかもしれません。


