
Nintendo DSや3DSを思わせる2画面構成の携帯ゲーム機で、新たな注目モデルが登場します。Retroidが開発を進めている「Retroid Pocket Duo」は、8GB RAMと128GBストレージを搭載しながら250ドルの予約価格を実現しており、メモリ価格の高騰が続く中でも比較的手を出しやすい製品になっています。
価格は149ドルから
Retroid Pocket Duoの通常価格は270ドルで、予約期間中は250ドルで購入できます。さらに下位モデルの「Pocket Lite」も用意され、こちらは150ドルで発売される予定です。

上位モデルとなるPocket DuoにはQualcomm Q-7790が採用されており、性能面ではSnapdragon 7 Gen 4相当とされています。8GB RAMと128GBストレージを組み合わせることで、Nintendo DSや3DSだけでなく、PS2やGameCube世代のゲームにも対応できる性能が期待されています。
一方、Pocket LiteはQualcomm QCS6125を搭載します。2019年頃のミドルレンジ向けSnapdragon 665に近い性能とされており、こちらは主に初代DSなどを中心とした用途に向くモデルとなりそうです。
OLEDと120Hzの2画面ディスプレイ
Pocket Duoの大きな特徴が、2画面を備えた本体デザインです。

通常モデルは5.5インチの16:9 OLEDディスプレイと、4.5インチの4:3 OLEDディスプレイを搭載。上側だけでなく下側の画面も大きく、さらに120Hz駆動に対応します。
一方のPocket Liteは5.5インチ16:9と4.2インチ4:3のLCDを採用し、リフレッシュレートは60Hzです。

2画面携帯ゲーム機としては、すでにAYN Thorが高い評価を得ていますが、RAM価格の高騰によって価格が上昇しています。現在のThorは最廉価モデルでも260ドルからとなっており、上位のBaseモデルは330ドル、1TBモデルでは550ドルに達しています。
Pocket Duoはこうした価格上昇を意識した製品といえそうです。
メモリ価格高騰の中で価格競争に挑む
Retroid Pocket Duoは、価格だけでなくディスプレイの仕様でもAYN Thorに対抗できる可能性があります。

特に250ドルという予約価格で8GB RAM、128GBストレージ、2枚のOLEDディスプレイ、120Hz駆動を実現している点は魅力的です。
もちろん、実際のエミュレーション性能や発熱、バッテリー持続時間などは製品版を確認する必要があります。RetroidはPocket LiteでDSゲームを2倍解像度で動作させる映像も公開していますが、実際の性能は発売後の検証を待つ必要があります。

2画面携帯ゲーム機では、580ドルのAYANEO Pocket DSのような高価なモデルも存在する一方、100ドル以下で購入できるAnbernic RG DS Plusのような製品もあります。ただし、RG DS Plusは主に初代DS向けで、3DSエミュレーションには対応できる性能ではありません。
2画面携帯ゲーム機の選択肢が増える中、Retroid Pocket Duoは価格と性能、ディスプレイのバランスを重視したモデルとして注目されそうです。特にRAM価格の高騰によって小型ゲーミングデバイスの価格が上昇している現在、250ドルという価格をどこまで維持できるかも重要なポイントになりそうです。


