
任天堂は9月8日に開催した「ゼルダの伝説 40周年 Direct」で、Nintendo Switch 2向けに開発中の「ゼルダの伝説 時のオカリナ」リメイクの詳細を公開しました。発売日は11月5日に決定し、原作の魅力を忠実に残しながら、グラフィックや操作性、フィールドの規模、ゲームプレイなどを現代向けに大きく進化させています。
6月のNintendo Directで発表された際には詳細がほとんど明らかにされていませんでしたが、今回の映像では実際のゲーム画面も披露されました。原作を知るファンにとって懐かしい要素を残しつつ、Nintendo 64版では実現できなかった要素も多数盛り込まれています。
原作を尊重しながら世界を拡張
今回のリメイクで特に印象的なのは、原作を大きく作り変えるのではなく、その魅力を残したままゲーム体験を拡張している点です。
コキリの森やデクの樹、ハイラル平原など、おなじみの場所は美しいグラフィックで描き直されています。一方で、各エリアは原作よりも広くなり、新たな遊びやミニゲームなども追加されます。
NPCとの会話も大幅に増やされており、キャラクターの個性や世界観をより深く楽しめるようになっています。街の中でも時間が経過するようになり、原作では表現できなかった変化も取り入れられています。
単純にグラフィックだけを現代化したリマスターではなく、原作の構成を維持しながら世界そのものを広げたリメイクになっているようです。
操作性と戦闘も現代化
Nintendo 64版ではハードウェアやコントローラーの制約から、リンクが段差から自動的にジャンプする仕様になっていましたが、リメイク版ではプレイヤーが任意にジャンプできるようになります。
カメラも自由に動かせるようになり、現代の3Dアクションゲームに近い操作感へ進化しています。
戦闘システムは原作をベースにしていますが、攻撃時の動きはよりスピーディーになっています。剣による攻撃だけでなく、妖精のパチンコなどのアイテムを使った攻撃も、より爽快感のある演出になっています。
さらにリンクは水中を泳いだり潜ったりできるようになり、これまでとは異なる方法で宝物を探せるようになります。ナビィも戦闘をサポートし、敵の攻略方法を示してくれるなど、ゲームプレイそのものにも細かな改良が加えられています。
オカリナの演奏方法にも新要素
「時のオカリナ」の象徴ともいえるオカリナももちろん登場します。
従来通りコントローラーを使って曲を演奏できるだけでなく、Nintendo Switch 2のマイクを利用して、実際にメロディーを口ずさむことで曲を認識させる機能も用意されます。
さらに、今後発売予定のオカリナ型周辺機器を使って演奏することも可能になる予定です。原作を象徴するシステムを、Nintendo Switch 2ならではの機能によって新しい形で楽しめる仕組みになっています。
Zelda Notesにも対応
Nintendo Switch 2版の「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」と「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」で導入された「Zelda Notes」も、「時のオカリナ」リメイクに対応します。
詳細な機能については今後の発表が待たれますが、ゲーム本編だけでなく、専用アプリとの連携によって遊び方を広げる仕組みが用意されることになります。
10月29日には特別デザインのSwitch 2も発売
ゲーム本編に先駆けて、10月29日には「時のオカリナ」をモチーフにしたNintendo Switch 2の特別モデルも発売されます。
トライフォースを取り入れたデザインとなっており、専用のProコントローラーやキャリングケースも同日に登場します。ゲームの発売を待つファンにとっては、こちらも魅力的なアイテムになりそうです。
「ゼルダの伝説 時のオカリナ」は、1998年にNintendo 64向けに発売されたシリーズを代表する作品です。今回のリメイクでは、原作の世界観やゲーム進行を大切にしながら、グラフィックや操作性、フィールド、戦闘、会話などに現代的な要素を加えています。
Nintendo Switch 2版「ゼルダの伝説 時のオカリナ」は、11月5日に世界同時発売されます。原作をそのまま再現するだけではなく、当時のハードでは実現できなかった要素まで盛り込まれることで、往年のファンと初めてプレイするユーザーの双方にとって新鮮な作品となりそうです。


