
Xiaomiが次期OS「HyperOS 4」の開発を進めるなか、Android 16を搭載する一部のスマートフォンがアップデート対象から外れる可能性が浮上しています。内部テストに関する最新情報では、Android 17へのアップデートが予定されている端末のほとんどでHyperOS 4のテストが確認されている一方、Android 16のまま使われる端末では同様の動きが見られていません。
Android 17対応機のほとんどでHyperOS 4をテスト
今回注目されているのは、Xiaomiのソフトウェア開発状況を追跡している情報から判明したテスト対象の違いです。
Android 17へのアップデートが予定されているXiaomi製スマートフォンは112機種とされ、そのうち108機種ですでに何らかのHyperOS 4テストが行われていると報告されています。
一方、Android 16をベースとした端末については、現時点でHyperOS 4のテスト対象として確認された機種がありません。
もちろん、これはあくまで現段階の開発状況を示すデータにすぎません。XiaomiがAndroid 16向けのHyperOS 4を開発しないと正式発表したわけではなく、今後テスト対象が追加される可能性も残されています。
ただ、Android 17対応予定の112機種中108機種がすでにテストに入っているのに対し、Android 16側がゼロという差はかなり大きく、XiaomiがHyperOS 4をAndroid 17と強く結び付けて開発している可能性をうかがわせます。
これまでのHyperOSとは異なる方針になる可能性
もし今回の傾向が最終的なアップデート方針につながるのであれば、Xiaomiにとっては大きな変更となります。
これまでのHyperOSでは、新しいHyperOSのバージョンが必ずしも新しいAndroidバージョンとセットになっていたわけではありません。Androidのベースバージョンを維持したまま、ユーザーインターフェースや新機能などを新しいHyperOSへ更新するケースもありました。
前世代のHyperOS 3でも、古いAndroidバージョンをベースとする一部の端末に対して新しいUIや主要機能が提供されました。
そのため、HyperOS 4についても同様に、Android 16を搭載した端末へ新UIや一部機能が提供されると期待されていました。
しかし、もしHyperOS 4がAndroid 17専用のような形になれば、Android 16がその端末にとって最後の大型OSアップデートになった場合、同時に最後のHyperOS大型アップデートにもなる可能性があります。
セキュリティアップデートは継続される見込み
ただし、HyperOS 4の対象外になったからといって、すぐにソフトウェアサポートが終了するわけではありません。
Xiaomiのサポート期間内にある端末については、今後もセキュリティアップデートが提供されるとみられます。つまり、HyperOS 4を受け取れなくても、セキュリティ面では引き続きサポートを受けられる可能性があります。
一方で、HyperOS 4で導入される新しいデザインや機能を利用できないという違いは残ります。
Xiaomi側からすれば、HyperOS 4をAndroid 17に絞ることで、複数世代のAndroidを対象にした開発やテストを減らし、アップデートの開発・検証を効率化できるメリットがあります。
今後のテスト状況が重要に
Xiaomiはすでに中国向けにHyperOS 4のベータテストを開始しており、8月14日にはXiaomi 17シリーズやRedmi K90シリーズなどが最初の対象となりました。今後も9月にかけて対象機種が追加される予定です。
その過程でAndroid 16を搭載する端末にもHyperOS 4のテストビルドが登場すれば、今回の見方は変わってくるでしょう。
逆に、HyperOS 4の開発がAndroid 17搭載機だけで進み続ければ、Android 16端末の多くが対象外になるという可能性はさらに現実味を増します。
現時点ではまだ確定情報ではありませんが、HyperOS 4がこれまでのXiaomiとは異なるアップデート方針を採用するのかどうかは、旧機種を使い続けているユーザーにとっても重要なポイントになりそうです。


