Pixel 11の新検索機能「Pixel Search」は便利なのに、なぜか見つけにくい仕様に

GoogleはPixel 11シリーズで、端末内の情報をまとめて検索できる新機能「Pixel Search」を導入しました。アプリだけでなく、Google Driveのファイルや写真、メール、メッセージなども一つの検索画面から探せる便利な機能ですが、肝心の検索画面がホーム画面から直接呼び出せないため、その使い勝手には少し気になるところがあります。

アプリから個人データまで一括検索

Pixel Searchは、Pixel端末に保存されているさまざまな情報へ、ひとつの検索窓からアクセスできるようにする機能です。

従来のPixel Launcherにも検索機能は搭載されていましたが、Pixel 11では対象となるサービスが大幅に拡張されています。

これまで検索対象だった時計、連絡先、Pixel Tips、Google Play ストア、設定、Google ウォレットなどに加えて、Pixel 11では以下のサービスも検索できるようになりました。

  • Google カレンダー
  • Google Drive
  • Files by Google
  • Gmail
  • Google メッセージ
  • Google フォト
  • Pixel Screenshots

Google DriveやGmailについては、複数のGoogleアカウントを利用している場合、検索対象にするアカウントを指定することもできます。

例えば検索窓にキーワードを入力すると、その言葉に関連するカレンダーの予定、Google Driveのファイル、Gmailのメール、写真、Google メッセージの会話などが一つの画面にまとめて表示されます。

検索結果が表示されるまでの時間も短く、端末内の情報を横断して探したい場合にはかなり便利な仕組みです。

便利なのにホーム画面からすぐ使えない

ところが、Pixel Searchには大きな弱点があります。

Googleが説明する「一つの検索窓」は、ホーム画面下部に表示されている検索バーではありません。

Pixel Launcherでアプリ一覧を開いたときに表示される検索欄が、今回のPixel Searchにあたります。

つまり、ホーム画面に表示されている検索バーをタップしても、今回の新しい検索機能を直接利用できるわけではありません。

ここがPixel Searchの使い勝手を大きく損なっているポイントです。

アプリだけでなく、メールや写真、ファイルまでまとめて検索できるのであれば、最も頻繁に触れるホーム画面の検索バーからワンタップで利用できるほうが自然です。

ホーム画面の検索バーはGoogleアプリが優先

背景には、GoogleがPixelのホーム画面にある検索バーをGoogleアプリ側の検索機能と統一しようとしていることがあるとみられます。

現在のホーム画面下部の検索バーでは、GoogleアプリのAI Modeなどが中心となっており、端末内の情報を探すための検索機能とは役割が分かれています。

Googleとしては、Android端末で検索バーをタップした際に、できるだけ統一された検索体験を提供したいのかもしれません。

しかし、その結果としてPixel本来の端末内検索が使いにくくなってしまうのであれば、本末転倒ともいえます。

せっかくPixel 11で、カレンダー、Drive、Gmail、写真、メッセージなどを横断して検索できるようになっただけに、検索機能そのものよりも「どこから起動するのか」という部分が惜しい仕様になっています。

少しでも使いやすくする方法も

現状では、Pixel Launcherの検索機能を利用しやすくする方法があります。

ホーム画面を上方向にスワイプした際に、Pixel Launcherの検索画面で自動的にキーボードを表示する設定にしておけば、検索を開始するまでの手間を減らせます。

Pixel Searchそのものは、これまで複数のアプリを開いて探していた情報を一つの場所から検索できるという意味で、かなり完成度の高い機能です。

だからこそ、ホーム画面から直接アクセスできない点が余計に惜しく感じられます。Pixel 11ではハードウェアだけでなくソフトウェア面でも新機能が増えていますが、今回のPixel Searchについては、今後Googleが起動方法を見直すかどうかにも注目したいところです。

ソース

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