Xperia 1 VIIIの人気が急失速?ドコモでランキング完全圏外に

ソニーの最新フラッグシップスマートフォン、Xperia 1 VIIIの販売動向に早くも変化が表れています。2026年6月にはドコモとauの販売ランキングでともに総合2位、Androidスマートフォンでは首位という非常に好調なスタートを切りましたが、7月のランキングでは両キャリアとも順位を大きく落としました。特にドコモでは、わずか1カ月でトップ10から姿を消しています。

6月はドコモ・auともにAndroid首位だったXperia 1 VIII

Xperia 1 VIIIは6月11日に発売されたソニーの最新フラッグシップモデルです。ドコモ版、au版ともに約27万円という高価格帯の端末ながら、発売直後の6月集計では両キャリアで総合2位を獲得しました。

しかも、両社とも首位はiPhoneだったため、Androidスマートフォンに限定すればXperia 1 VIIIがトップです。

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高額なフラッグシップモデルがキャリアの販売ランキングでここまで上位に入るケースは近年では珍しく、Xperiaシリーズとしても久々のヒット機種になるのではないかと期待される結果でした。

ところが、7月の販売ランキングを見ると、その勢いに明らかな変化が見られます。

ドコモではまさかのトップ10圏外に

6月に総合2位、Androidでは1位だったドコモ版Xperia 1 VIIIは、7月のランキングではトップ10に入ることができず、完全に圏外となりました。

発売直後の需要が一巡した可能性はあるものの、わずか1カ月でAndroid首位からトップ10圏外まで順位を落としたことを考えると、かなり大きな失速と言えそうです。

一方のauでは7位にランクインしており、こちらはトップ10圏内にとどまっています。ただし、前月は総合2位、Androidでは首位だったため、auでも販売順位は大幅に低下しています。

6月の結果だけを見れば、Xperia 1 VIIIは高価格帯Androidの販売状況を変えるほどの勢いを見せていました。しかし7月の結果からは、その人気が少なくともキャリア市場では長続きしなかった可能性が浮かび上がります。

約27万円という価格が影響した可能性も

Xperia 1 VIIIの販売失速を考えるうえで、やはり無視できないのが価格です。

Xperia 1 VIIIはSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載し、3.5mmイヤホンジャックやmicroSDカードスロット、専用シャッターボタンなど、ソニーならではの装備を多数備えています。カメラも大幅に強化されており、ハイエンドモデルとしての完成度は高い端末です。

一方で、キャリア版は約27万円という非常に高価な価格設定です。

6月は発売直後ということもあり、Xperiaファンを中心とした買い替え需要や、最新モデルへの関心が販売台数を押し上げた可能性があります。しかし、その初期需要が一巡すると、価格の高さが購入のハードルとして強く意識されるようになったのかもしれません。

特にXperia 1 VIIIの場合、前世代モデルからの価格上昇も大きいため、購入を検討していたユーザーが価格を見て様子見に転じた可能性も考えられます。

SIMフリー版も同じ動きとは限らない

もっとも、今回のランキングだけでXperia 1 VIIIそのものの人気が急落したと判断するのは早計でしょう。

Xperiaシリーズはここ数年、キャリア版よりもSIMフリー版の価格が安く設定されるケースがあり、端末単体で購入するユーザーについてはSIMフリー版を選ぶ人も少なくありません。

そのため、ドコモやauで販売台数が落ち込んだからといって、SIMフリー版も同じように売れていないとは限りません。今回確認できるのはあくまでキャリア市場における販売動向です。

また、6月は発売から約20日間という短い期間での集計だったため、発売直後の勢いがランキングに強く反映されていた可能性もあります。7月は1カ月を通じた販売状況が反映されることで、より通常に近い需要が見えてきたとも考えられます。

とはいえ、ドコモでAndroid首位だった機種が翌月にはトップ10圏外となったことは、やはり気になるところです。

Xperia 1 VIIIはスペック面ではソニーらしさを強く打ち出した魅力的なフラッグシップですが、約27万円という価格を考えると、購入できる層はどうしても限られます。

6月の好調ぶりから一転して7月に大きく順位を落とした今回の結果を見る限り、少なくともキャリア市場では発売直後の人気が一巡した可能性が高そうです。今後、価格の見直しやキャンペーンなどによって再びランキング上位へ返り咲くのか、それともこのまま高価格帯モデルらしい限定的な販売に落ち着くのか、今後の推移が注目されます。

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