
Xiaomiが開発を進めている次期OS「HyperOS 4」について、セットアップ画面の内部ファイルとみられる情報が流出しました。そこには「Xiaomi HyperOS 4」と明記されており、OSの初期設定時に紹介される10項目の新機能も確認されています。これまで断片的に報じられてきた新しいGlassデザインやウィジェット、AI関連機能などが実際のHyperOS 4に組み込まれる可能性を示す内容です。
HyperOS 4の新機能10項目が明らかに
今回流出したセットアップ用パッケージには、HyperOS 4の新機能として以下の10項目が記載されています。
- 基本的な新機能
- Glass Material
- 新しいロック画面
- デスクトップのウィジェットスタッキング
- フォルダーサイズの切り替え
- 新しいXiaomi HyperConnectデバイスセンター
- Super XiaoAIの新インターフェース
- Super XiaoAI Expert Mode
- AI Notes
- Xiaomi Intelligent Input Method
単なるコンセプト画像ではなく、各機能がセットアップ画面でどのように紹介されるのかを示す内部ラベルまで含まれている点が今回のリークのポイントです。
これまでに流出していた情報と照らし合わせても、HyperOS 4ではデザイン面だけでなく、AIを活用した機能まで大幅に強化されることになりそうです。
新しいGlass UIは端末によって機能差が発生か
今回の情報で特に注目されるのが「Glass Material」です。

HyperOS 4では、ガラスのような半透明エフェクトを多用した新しいUIデザインが導入されると以前から報じられていましたが、今回のセットアップファイルでは、Glass関連機能がすべての端末で利用できるわけではないことを示唆しています。
具体的には、Glass Materialについて「フラッグシップおよびFold 5のみ」といった端末クラスの区分が確認されています。
これまでのソースコード解析では、完全なGlassレンダリングに対応するチップセットとして、Snapdragon 8 Elite以降、Xiaomi独自のXRING O1およびXRING O3、Dimensity 9500以降などが挙げられていました。
つまり、HyperOS 4そのものは幅広い端末に提供されても、より高度なグラフィック表現については搭載チップや端末の性能によって制限される可能性があります。
ロック画面やウィジェットもGlassデザインに
ロック画面も大きく変わるようです。
流出したスクリーンショットでは、壁紙の上に大きな透明感のある時計を配置したデザインが確認できます。縦方向に大きく数字を表示するスタイルのほか、半透明の通知カードと時計を組み合わせたデザインも用意されるようです。
さらに、通知についても複数の通知カードを個別に並べるのではなく、ガラスのような半透明のコンテナに重ねて表示する方式が採用される可能性があります。
ホーム画面では、ウィジェットを重ねて表示できる「ウィジェットスタッキング」に対応するようです。流出画像には天気、時計、カレンダー、音楽操作、明るさ・音量調整、検索などのウィジェットが確認されており、背景を透かしたようなデザインが特徴となっています。
この機能にも「フラッグシップ」と「Glass」の区分が付けられており、高度な視覚効果については対応端末が限定される可能性があります。
フォルダーのサイズ変更にも対応
ホーム画面のフォルダーも進化するようです。
HyperOS 4ではフォルダーのサイズを切り替えられる機能が追加されるとみられています。流出した画像では、コンパクトなフォルダーの中に複数のアプリを直接表示するようなレイアウトも確認されています。
以前からHyperOS Launcher V8のリーク版で、フォルダーをより柔軟にカスタマイズできる機能が確認されていましたが、今回のセットアップ情報によってHyperOS 4の主要機能として正式に扱われる可能性が高まっています。
HyperConnectもGlassデザインに刷新
Xiaomiの複数デバイスをまとめて管理するHyperConnectのデバイスセンターも、大幅なデザイン変更が行われるようです。
流出画像では、Xiaomi Buds、Xiaomi Pad、Xiaomi SU7、Xiaomi Watch、エアコン、スマートカメラなどの接続機器が、大型の半透明カードとして表示されています。
カードは背後の壁紙や背景色を取り込むようなデザインとなっており、HyperOS 4のGlass UIを象徴する画面の一つとなりそうです。
内部ファイルでは、この機能を「New Fusion Device Center」と表現していることも確認されています。
Super XiaoAIは複数のAIモードを搭載
AIアシスタント「Super XiaoAI」もHyperOS 4で大きく変わる見込みです。
流出した画面では、ホーム画面上に浮かぶようなフローティング型のインターフェースが確認されています。処理中には画面上部にコンパクトなステータス表示を出すデザインも用意されるようです。
さらに、AIの動作モードとして「Automatic」「Fast」「Expert」の3種類が確認されています。
特に注目されるのがExpert Modeです。
例えば、毎週決まったタイミングで製品情報を収集し、結果を指定した時間に送信するというタスクをSuper XiaoAIに依頼すると、AIが週単位のスケジュールを設定したタスクカードを作成する例が示されています。
単純な質問への回答だけではなく、複数のステップをまたぐ作業をAIに任せられるようになる可能性があります。
ただし、対応するアプリや地域、言語などについてはまだ分かっていません。
AI NotesやキーボードにもAIを組み込み
HyperOS 4では、標準のメモアプリにもAI機能が深く組み込まれるようです。
AI Notesでは、会議の録音やAIによる議事録の要約、メモの自動生成、タスクの抽出、ポッドキャスト生成、保存したメモに対する質問などに対応するとみられています。
例えば、会議を録音しておけば、AIが内容を自動的に要約し、重要なタスクを抽出するといった使い方ができそうです。過去の会議について質問したり、最近あった重要な出来事を振り返ったりする機能も示されています。
さらに、Xiaomiの入力システムにもAI機能が追加されます。
キーボード上にAIツールバーを表示し、AI翻訳、音声入力、文章の自動校正、ユーザーに合わせた文章の書き換えなどを利用できるようになる可能性があります。
専用のAIアプリを開かなくても、文章を入力しているその場でAIのサポートを受けられる仕組みになりそうです。
HyperOS 4は8月末から9月初旬に登場か
今回のセットアップパッケージが流出したことで、HyperOS 4はこれまで考えられていたよりも正式リリースに近づいている可能性があります。
現時点では、2026年8月末から9月初旬ごろの登場が予想されています。ただし、Xiaomiから正式な発売日や配信スケジュールが発表されたわけではないため、あくまで現段階での予想として見ておく必要があります。
今回の情報は、これまで個別に流出していたGlass UI、ロック画面、ウィジェットスタッキング、フォルダーのカスタマイズ、Super XiaoAI、AI Notes、AI入力、HyperConnectの刷新といった情報が、一つのセットアップパッケージに集約されている点でも注目されます。
HyperOS 4は単なるデザイン変更にとどまらず、端末の操作性とAI機能をまとめて進化させる大型アップデートになる可能性があります。一方で、Glass UIなどの一部機能はチップセットや端末のグレード、地域によって利用できる範囲が変わる可能性があるため、実際の配信時にはモデルごとの差にも注目する必要がありそうです。


