
Huaweiが新型ハイエンドタブレット「MatePad Pro 12(2026)」を中国で発売しました。12インチの大型OLEDディスプレイを搭載しながら、本体の厚さはわずか4.7mm、重量は439gという驚異的な薄型・軽量設計を実現しています。しかも、これほど薄いボディに10,400mAhという大容量バッテリーまで搭載しており、スペックを見るだけでもかなり攻めた製品に仕上がっています。
MatePad Proシリーズは、HuaweiがAppleのiPad Proなどに対抗するハイエンドタブレットとして展開している製品です。今回の2026年モデルは、単に性能を高めただけでなく、薄さと軽さを大幅に追求したモデルとなっています。
12インチなのに厚さ4.7mm、重量は439g
MatePad Pro 12(2026)最大の特徴は、やはり本体の薄さでしょう。

本体サイズは264.2×172.9mmで、厚さはわずか4.7mmです。重量も439gに抑えられています。
この数字がどれほどすごいのか、他社のハイエンドタブレットと比較すると分かりやすくなります。
Appleの11インチiPad Pro(2025)は厚さ5.3mm、重量444gです。つまりMatePad Pro 12は、それよりも大きな12インチディスプレイを搭載しているにもかかわらず、5g軽く、0.6mm薄くなっています。
さらに13インチiPad Pro(M5)も厚さ5.1mmなので、MatePad Pro 12のほうが薄型です。
Samsungの11インチGalaxy Tab S11は厚さ5.5mm、重量469gとなっており、薄さ・軽さではHuaweiの新モデルが一歩リードしています。
12インチ級の大画面タブレットでありながら、厚さ4.7mm、重量439gというのは、まさにありえないほど薄く軽い数字です。
ありえない薄さなのに10,400mAhの大容量バッテリー

さらに驚かされるのがバッテリーです。
MatePad Pro 12(2026)は、4.7mmという極薄ボディに10,400mAhの大容量バッテリーを搭載しています。
薄型化を優先したタブレットではバッテリー容量が犠牲になることもありますが、Huaweiはむしろ大容量バッテリーを維持しています。
充電性能も充実しており、最大66Wの急速充電に対応。さらに最大40Wのリバース充電も利用できるため、対応機器への給電にも活用できます。
2025年モデルと比較しても、本体はさらに薄く軽くなったうえ、バッテリー容量もわずかに増加しています。薄型化と大容量バッテリーという、一見すると相反する要素を両立させている点は大きな見どころです。
12インチ3K OLEDで画面も妥協なし

薄さだけでなく、ディスプレイもハイエンドタブレットらしい仕様です。
12インチのOLEDパネルを採用し、解像度は3036×1952ピクセル。最大1,600ニトの明るさにも対応しています。
ベゼルも非常に細く、大画面をより広く使えるデザインになっています。動画視聴やゲームだけでなく、仕事やクリエイティブ用途でも使いやすそうです。
一方、現時点で公開されている主要スペックではリフレッシュレートが明記されていません。このクラスの製品としては少し気になるところですが、ディスプレイそのものはかなり豪華な仕様です。
背面カメラには50MPセンサー、前面には12MPカメラを搭載。タブレットではカメラ性能が控えめな製品も多いなか、背面に50MPカメラを搭載している点も特徴となっています。
Kirin T93と最大16GB RAMを搭載
処理性能を担うのは、Huawei独自のKirin T93またはKirin T93Aです。
Qualcommの最新ハイエンドチップであるSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載したタブレットと比べると、最高性能という点では及ばない可能性があります。
ただし、最大16GBのRAMを搭載できるため、普段使いからマルチタスクまで十分な性能が期待できます。
ストレージは256GBと512GBを用意。通信面ではWi-Fi 7、Bluetooth 6.0に対応し、USB Type-C 3.1 Gen 1も搭載しています。
OSにはHarmonyOS 6.1を採用しており、Huawei製品ならではのエコシステムを利用できるのもポイントです。
また、スタイラスも付属します。12インチの高精細OLEDディスプレイと組み合わせることで、動画やウェブ閲覧だけでなく、イラスト制作や手書きメモなどにも活用できます。
薄さだけでなくデザインもハイエンド
本体はアルミニウム製のユニボディを採用しており、極薄ボディながら高級感のある仕上がりです。
カラーバリエーションはCherry Blossom Pink Gold、Glowing Blue、Floating White、Moonlight Silver、Space Grayの5色を用意しています。
特にCherry Blossom Pink Goldは、一般的なタブレットにはあまりない華やかなカラーで、デザインを重視するユーザーにも魅力的な選択肢になりそうです。
価格は約12万円から、最上位モデルは17万円超
一方、これだけの仕様だけに価格は決して安くありません。
中国では、Kirin T93A、12GB RAM、256GBストレージを搭載するモデルが5,699元から販売されています。米ドル換算では約845ドルに相当します。
最上位モデルは512GBストレージを搭載し、キーボードとスタイラスも付属して7,699元。米ドル換算では約1,140ドルとなります。
中国市場を中心に展開されるHuawei製タブレットとして考えると、かなり強気の価格設定です。
米国での販売は難しいとみられますが、MatePadシリーズはこれまで欧州などでも展開されてきました。そのため、MatePad Pro 12(2026)が今後グローバル市場へ投入される可能性はあります。
ただし、海外で販売される場合は中国国内より価格が高くなる可能性もあります。
MatePad Pro 12(2026)は、4.7mmというありえないほどの薄さと439gという軽さを実現しながら、10,400mAhの大容量バッテリー、12インチ3K OLEDディスプレイ、最大16GB RAMまで搭載しています。
もちろんHuawei独自のHarmonyOSやKirinチップなど、購入前に考慮すべき点はあります。それでも、ここまで薄く軽い大画面タブレットにこれだけのスペックを詰め込んだ製品は珍しく、薄型タブレットの新たな基準を示すモデルになりそうです。

